Blenderを使って動画編集をする方法

本日は、「Blender」で動画編集をする方法を説明していきます。
具体的には、
・タイムラインに素材を挿入する
・動画をカットする
・動画を分割する
・動画を入れ替える

などの操作を学んでいきましょう!

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Blenderでも簡単な動画編集ができる

Blenderは、もちろん基本的には3Dモデリングをするためのサービスですが、簡単な動画編集をする機能もついています。

そのため、Blenderで作成した簡単な動画をつなぎ合わせて、1つのポートフォリオにする程度なら、簡単に可能です。

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動画編集モードに変更する方法

Blenderの動画編集モードに移行する方法は、2通りの方法があります。

1つ目は、起動時のこちらの画面において、新規ファイルから、「Video Editing」を選択することでビデオシーケンサーがデフォルトで開かれた画面になります。

2つ目は、いつもの画面から、左上のエディタータイプを変更して「ビデオシーケンサー」を選択する方法です。

特に画面のレイアウトにこだわりがある場合以外は、前者の方法で十分です。

後者の方法で開く場合は、最初の状態だとプレビューを見ることができないので、「シーケンサー」の部分を「プレビュー」に変更しておきましょう。

基本的なカット編集の方法

ここからは、最初に「Video Editing」を選択した場合の画面で説明していきます。

タイムラインに素材を挿入する

まずは動画をタイムライン上に載せましょう。とはいっても、左側の「ファイルブラウザー」の中から、使いたい動画をドラック&ドロップするだけです。今回は3つの動画を使っていきます。

タイムラインの基本操作

簡単に画面の構成を紹介すると、1番大きいウィンドウがプレビュー画面で、現在の動画が表示されています。

その下のシーケンサーには、使われている素材や、現在の秒数/フレーム数を表示しています。

上の青いバーが動画、下の緑のバーが音声を表しています。基本的には2つのバーを同時に操作します。

さらにその下にはタイムラインがあり、プレビューの再生停止や、開始/停止する位置を決めることができます。

動画をカットする

実際に動画を編集してみましょう。まずは動画のカットからです。

まずは短くしたい動画の始め、もしくは終わりをダブルクリックして、白くハイライトされている状態にします。

ドラックすることで、任意の長さに調節できます。しかし、動画と音声を同時に調節することはできないので注意が必要です。

動画を分割する

次に1つの動画を分割したり、間の不要な部分を飛ばすための方法です。

シーケンサー上の青い針のようなものを、分割したい位置に合わせます。キーボードの矢印キーを使うと、1フレーム単位で調整が可能です。

そうして分割したい素材の動画のバーと音声のバー両方を選択した状態で K キーを押すと、

2つのバーに別れたのが見て取れると思います。これで、いらない部分や無言の部分を消せるわけですね。

動画を入れ替える

次は動画の順番を入れ替える方法です。

まず、動画とその音声を同時に選択します。Shiftを押すか、ドラックで選択しましょう。

そのまま、ホールドして、必ず少し動かしたあと、 Alt を押しながらドラック&ドロップすることで、簡単に移動できます。

編集した動画を書き出す

最後に完成した動画を書き出してみましょう。

右側のプロパティから、出力先を選択します。

場所と名前を決めましょう。今回名前は「test」としています。

次に先ほどと同じプロパティから、「出力」をデフォルトで設定されている「PNG」から、「FFmpeg動画」に変更します。

続けて、その下のエンコーディングの「コンテナ」の項目は、「MPEG4」を選択します。

オーディオはMP3に設定。

ここまできたらあと一息です。
画面上部のレンダーから

アニメーションレンダリングを選択すれば、レンダリングが開始されます。

しばらくすると、指定した場所に動画が保存されています。

6.まとめ

今回は、Blenderで簡単な動画編集をする方法を紹介しました。

もちろん、Blenderは動画編集専門のソフトではないので、より本格的な動画編集をしたい場合はそれに合わせたソフトを選択する必要があります。

しかし、ほとんどの動画編集のニーズに対しては、Blender内の機能で完結しているはずなので、他のソフトの動かし方やUIに慣れる必要のないBlenderでの動画編集をまずは覚えるようにしましょう。

TEXT_KiBno
EDIT_河内誠/Makoto Kawauchi(Vook編集部)

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