【DaVinci Resolve】音量(BGM)を調整する方法|フェードイン・フェードアウトさせる方法も解説!

2023.05.16 (最終更新日: 2023.05.16)

音声や音量の調整は動画編集においてとても重要な要素のひとつです。BGMや効果音(SE)の適切な音量やフェード効果の設定は、動画のクオリティを向上させるためには欠かせません。

そんな音量調節ですが、DaVinci Resolveでは簡単に編集が可能です。この記事では、初心者向けに詳しく解説します。

また、特定のクリップの音量調整や音のフェードイン・フェードアウトの方法についても、スクリーンショットを使いながらわかりやすく手順を説明します。音声編集に不慣れな方でも簡単に実践できるようになるはずです。

それでは、早速やってみましょう!

音量を調整する方法

DaVinci Resolveにおける音量の調整方法はいくつかありますが、今回はもっとも簡単でよく使用されているであろう「エディットページ」での編集を前提に解説していきます。

まずは、動画全体またはトラック全体の音量を調整する方法です。全体の音量を調整する方法もいくつかありますが、「ミキサー」を使うと簡単にできます。

ミキサーがエディットページに表示されていない場合は、画面右上の[ミキサー]ボタンをクリックすると、画面左下に表示されます。

表示されたミキサーのフェーダーを上下させることで音量の調整ができます。複数のオーディオトラックがある場合は、任意のトラックごとに調整もでき、「BUS」のフェーダーでは動画全体の音量を調整できます。

音量はdb(デシベル)という単位で表し、0dbを超えると音が割れてしまうため、0dbを超えないように調整しましょう。また、音声、環境音、BGM、SEなどによって適切な音量が違い、YouTubeやテレビ、屋内施設のPRなど完成動画を公開する環境によっても最適な音量は変わります。

フェーダーの上の「S」のアイコンでは特定のトラックをソロで再生でき、「M」のアイコンでは逆にミュートにできるので、作業に応じて使い分けましょう。

【5月末まで】初夏のキャッシュバックキャンペーンを実施中!この機会をお見逃しなく!

PR:Vook school

特定のクリップの音量を調整する方法

次は、タイムラインの中の特定のクリップのみの調整方法です。

オーディオクリップの波形で調整する方法

タイムライン中の編集したいオーディオクリップにマウスカーソルを運ぶと、波形の中央あたりでポインタが上下の三角アイコンに変わります。

この状態で上下にドラッグ&ドロップすることで特定のクリップのみ音量の調整ができます。この作業を行う場合は、波形が小さいと細かな調整ができないため、波形をズームすると効率的です。

インスペクタから調整する方法

同様の調整は画面右上のインスペクタからも可能です。

タイムライン中の編集したいオーディオクリップを選択し、画面右上のインスペクタから[オーディオ]のタブ→[ボリューム]から調整できます。

特定のクリップの一部のみ調整する方法

雑音が入ってしまったり、音声の一部が小さかったりなど、オーディオクリップの一部分のみ調整する場合は、キーフレームを使って調整します。

キーフレームは音量を調整したい箇所と、その前後の3箇所に打ちます。キーフレームはオーディオクリップの波形の上で、【Mac】ならoption、【Win】ならaltを押しながらクリックすると打つことができます。

調整したい部分のキーフレームを上下することで一部分のみの調整が可能です。

音(BGM)をフェードイン・フェードアウトさせる方法

音がだんだん大きくなって入ってくることをフェードイン、逆にだんだん小さくなることをフェードアウトと言います。

タイムライン中の編集したいオーディオクリップにマウスカーソルを運ぶと、波形の左上と右上にそれぞれ白い四角が表示されます。

この四角を、フェードインであれば右に、フェードアウトであれば左に動かすことで設定可能です。

また、設定後に斜めになった音量調整のフェード部分の中間にもうひとつ四角が表示されますので、この四角をドラッグ&ドロップするとフェードイン・フェードアウトの角度を調整することもできます。

映像もあわせて方法フェードイン・フェードアウトさせる方法

動画の最初や最後など、音と同時に映像もフェードイン・フェードアウトさせたいときもありますよね。

音と同様の方法でビデオクリップもフェードイン・フェードアウトが可能です。

これを使えば、クリップ間のトランジションとしても活用することができます。

まとめ

今回は、DaVinci Resolveの音量調整方法について解説してきました。現代はイヤホンで動画を視聴するユーザーも多いので、音量が小さい・大きいだけでなく、ノイズ、環境音、急な大声などに非常に敏感です。

音量の調整は動画編集において非常に重要ですが、手順自体は簡単です。その分細かく丁寧に作り込むことで、クオリティの高さや映像作品の品質に大きく影響します。

この記事で、調整方法をしっかりマスターしておきましょう。

TEXT_野口 銀河
EDIT_山北麻衣 / Mai Yamakita(Vook編集部)

コメントする

  • まだコメントはありません
sugai_usg2325

基礎解説シリーズ|DaVinci Resolve@sugai_usg2325

Vook編集部がお届けする「解説シリーズ」のDaVinci Resolveアカウントです。DaVinci Resolveの基本的な使い方から、かゆいところに手が届くTIPSまで、様々なナレッジ記事を発信していきます!(リクエストもぜひ)

基礎解説シリーズ|DaVinci Resolveさんの
他の記事をみる
記事特集一覧をみる