【Blender】オブジェクト同士をくっつける!スナップ機能を解説

本日は「Blender」でオブジェクト同士をくっつけるときに便利なスナップ機能について、説明していきます。

わかりやすく、画像付きで説明していきます。

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「スナップ」機能とは

Blenderのスナップ機能には、大きく分けて下記の2つがあります。

・選択したオブジェクトを指定した地点に移動させる
・選択したオブジェクトを特定の条件に沿って移動させる

前者は、スナップをONにすることで実行される機能です。

後者は、アイコンでONにすることで実行される機能となっています。

また前者と後者ではショートカットキーが異なるため、混合することなく使用できます。

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スナップをONにする

選択したオブジェクトを指定した地点に移動させる場合は、まず移動させたいオブジェクトをオブジェクトモードで選択してください。


そして上図のように[3Dview]上にある[オブジェクト→スナップ]を選び、移動させたい場所が記載されている項目を選択してください。

例えばオブジェクトを3Dカーソルまで移動させたい場合は、[選択物→カーソル]を選択することになります。

わかりやすくオブジェクトの移動方法をご紹介しましたが、3Dカーソルを指定の位置に移動させることもできます。

その場合はオブジェクトを移動させる方法と同様で、[オブジェクト→スナップ][カーソル→〇〇]を選択してください。

アイコンからONにする

スナップ機能の中でも特定のルールに沿って移動させる方法は、アイコンからONにする方法があります。


アイコンからONにする場合は、上図のように3DViewの上部にあるアイコンをクリックしてください。
これだけでスナップ機能をオンにすることができます。

ONになった場合は水色の背景に、OFFの場合は灰色の背景になります。

ショートカットでONにする

ショートカットからスナップ機能をONにする方法は2つあります。


まずショートカットキー Shift + S を同時押しすると、上図のようにスナップ設定が円形に出てくるため、実行させたい機能の方にマウスを移動させてください。

マウスを移動させると項目の背景が灰色になるため、そこで左クリックをすると実行されます。


次にショートカットキー Ctrl + Shift + Tab を同時押しすると、上図のようにスナップ設定が出てきます。

この設定項目の使い方については後述するため、ここではショートカットキーを使うとスナップ設定が出てくることを覚えておいてください。

スナップの設定

スナップ先

スナップ設定の1番大きなものとして、スナップ先を決めるものがあります。

スナップ先として設定できる項目は、下記の7つです。
・増分
・頂点
・辺
・面
・ボリューム
・辺の中心
・辺と直交する点


このスナップ先を決めるためには、上図のスナップアイコンの横にあるところをクリックしてください。

すると、ショートカットキーで出したものと同じメニューが出るため、ここで設定してください。

この[スナップ先]の設定を変更することで、どのようにスナップするか変更できます。


例えばスナップ先を[辺]にした場合、上図のように選択したオブジェクトが他のオブジェクトの辺に沿って移動するようになります。

スナップ方法

スナップ先で[頂点]以外を選んだ場合、新たに[スナップ方法]という項目が出てきます。

選べる項目は、下記の4つです。
・近接
・中心
・中点
・アクティブ

デフォルトでは[近接]になっており、選択したオブジェクトがどこを基準に接している判断する設定となっています。


例えば上図のようにスナップ設定を[中心]に設定した場合、選択したオブジェクトに接するかではなく、中心にスナップするようになります。

その他

その他の機能として様々なものがあり、まとめると下記となります。
・裏面を非表示
・ターゲットに回転を揃える
・個々の要素を投影
・皮オブジェクトにスナップ
・絶対グリッドスナップ
・影響

[スナップ先]の設定によって表示されるメニューが異なるため、上記の項目が無くても心配はいりません。


この中でも大事な設定は、上図の位置にある[ターゲットに回転を揃える]です。

この設定をオンにすることでスナップさせたい場所に角度がついていた場合、上図のようにスナップ移動させたオブジェクトも回転するようになります。

まとめ

スナップ機能とは、選択したオブジェクトをとある法則で簡単に動かせる便利な機能です。

オブジェクト同士を隣接させたい時や指定した位置にオブジェクトを移動させたい時に重宝します。

しかし、機能が地味であるためか機能を知っていてもあまり使ったことがない人や機能を知らない人も多いのではないでしょうか。

特に機能を知らない人は、オブジェクトを動かしてみる時に使ってみると便利で感動すること間違いありません。

今後もBlenderについて様々な方法を解説していきます。

TEXT_tomoG
EDIT_河内誠/Makoto Kawauchi(Vook編集部)

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