【レビュー】ピンマイクレコーダー TASCAM DR-10L

こんにちは!

Vook Support10月の景品としてTASCAMのDR-10Lをいただきました。
記事をお読みいただいた皆様をはじめVookの皆様、TEAC様、ありがとうございました!

一言で言うと「すごく!使える」レコーダーでした。

今回は使ってみた感想などをレビューしたいと思います。

まず、製品のキャッチフレーズが:

声を録るなら、この1台。身に着けられるピンマイクレコーダー。
https://tascam.jp/jp/product/dr-10l/top

過不足なく商品を上手く表現しています。

一般的にはカメラ内臓のマイクでの音声は使えないレベルのクオリティのものであることが多く、外部マイクやレコーダーと組み合わせて使われている方がほとんどではないかと思います。

私たちも普段は同録の現場ではZOOMのH5や小型のICレコーダーなどをはじめ、ショットガンマイクやピンマイクなどを使い分けています。(こんな記事も書いています)
MAやナレーション録りでもない限りは、現場では機動性と音質の部分をトレードオフにしながらになるものですが、今回のDR-10Lはその2点を両立したものでした。

製品を見てまず印象的だったのはその本体の小ささです。
ピンマイクは単体での録音が出来ないためレコーダーを使用するのですが、セットになるとそこそこのサイズになりますが、DR-10LはおそらくiPhoneの半分くらいです。(52(W) × 55.6(H) × 24.4(D) mm)

試しに本体をライターと並べてみました。
小ささがお分かりいただけますか?

ICレコーダーなども、一般的に見ると小さいのですがポケットなどに入りきらない場合もあったりします。
ICレコーダー単体と比較すると口元までのマイクの距離だったり、ハンドリングの際のタッチノイズ、演者さんの動きが制限されない点などではピンマイクに軍配が上がります。

ショットガンマイクなどではそもそも音声スタッフが必要になったり、もしくは位置が固定になったりしますし、やはり小規模なプロダクションではピンマイクは役に立ちます。

ワイヤレスマイクという選択肢もありますが、トランスミッターの電池残量や電波ノイズ、電波の届く範囲などを気にする必要もありますし、リアルタイムでライン送りが必要な場合等では別ですが、後からシンクできるようなプロジェクトの用途には充分という訳です。

箱もコンシューマー機っぽくなく、製品名のみという潔さ。
いいんです。立派な化粧箱で価格が上がってしまうくらいならこれでいいんです。

ここからは簡単ですが、個人的なレビューを。

気に入った点

  • サイズ
    無くさないか心配なくらい。
  • RECの誤動作防止機構
    知らないうちに電源が落ちていて何も録音されていない…という事故を防げます。
  • 操作が分かりやすい
    ボタンも少なく、マニュアル無しでも基本的には設定出来ました。
  • 6dBのセーフトラック
    急にレベルが上ってしまった時など用に、レベルの低めな保険となるバックアップデータを同時生成可能。
  • SPLは115dB。可もなく不可もなく。
    人の話し声用途では問題なし。
  • ケーブルでデータ転送OK
    小さくて無くしやすいMicroSDを取り出さなくても転送できるのは便利
  • 本体の設定をTEXTファイルで管理可能
    案件によっての使い分けなど。ex)ウェディングではオートレベル設定にする…など、毎回の設定も一瞬でロードが可能
  • バックライト液晶(暗い場所での視認性)
    現場では明るいところばかりではありません。
  • ベルトクリップ
    ホールド力もしっかりとしていて問題ない。
  • マイク端子セキュリティロック
    ケーブル抜けを防ぐ+ジャック部分への負荷を軽減
  • 単4電池1本で駆動
    いざという時にどこでも手に入るのは心強いですね。
  • 10X, 10L, 10SGのラインナップで用途に合わせたチョイスが可能
    ピンマイク以外にもXLR端子やショットガンマイク版など、入出力に応じた豊富なラインナップ。

ちょっと惜しかった点

  • Stereo録音ができない。
    POLYモードではステレオファイル形式で録音できるが、左右は同じデータ(Dual Mono)
  • 本体ではデータの編集が出来ない(カットや削除)
  • ピンマイクなのでどうしてもケーブルが出てしまう

レベル設定については、セーフトラックモードも搭載されているので、オート設定が便利だと感じました。

それこそアナログ時代は少しくらいのクリップに関しては問題ないことが多く、足りないよりは持ち上げるくらいのゲイン設定をすることが多かったのですが、デジタルのクリッピングはアナログのそれとは違い、生じる歪みはノイズでしかありません。

最近のレコーダーはS/N比も向上しているので、不安であれば少し低めのゲインで録っておいて、ポスト処理で何とかする方がクリッピングの処理を考えるよりも遥かに効率が良いと思います。

まとめると、DR-10Lは人物撮影の時に持っていると安心!の1台でした。

ガシガシ使い倒していきたいと思います!

ありがとうございました。

HH

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