今回は映画のトレーラーなどでよく使われる金属テキストの作り方を紹介します。
AfterEffectsの有料プラグインElement3Dを使えば、簡単に上質な3Dテキストが作れるので是非試してみてください。
Element3Dでは細かくアニメーションも設定できるため、今回はそのアニメーションの仕方についても解説しています。
今回作るのはコチラ
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●ビデオチュートリアル
それでは実際に作っていきましょう!
①背景を作ります
黒の平面レイヤーにエフェクト[4色グラデーション]を適用します。
左上を黒に近いオレンジ。
右下を黒に近いシアンにします。
こうすることで背景がちょっとオシャレになります。
②Element3Dを平面に適用します
新規で平面を作成し、その平面にエフェクト[Element]を適用します。
③テキストを作ります
3Dテキスト用にテキストツールで任意の文字を作成します。
④Element3Dにテキストを紐づけします。
Element3Dの[Custom Layers]の項目から、[Custom Text and Masks]を開き、[Path Layer1]に先ほど作ったテキストをプルダウンで選択します。
⑤3Dテキストの押し出しとマテリアルを設定します
Element3D画面内の上部にある[EXTRUDE]をクリックすると、3Dテキストが作成されます。
Element3D画面内のマテリアルパネルから[Bevels]を選択し、その中の[Bold]を選択します。
すると質感が変わります。
Sceneパネルにある[ShinyLight]をマテリアルパネル内の[Physical]にある[Chrome]を選択します。
すると質感がシルバーっぽくなります。
[Chrome]を選択した状態で[Bevel]の数値を変更します。
ベベルで太った文字を少し細くしているのと、押し出しを大きくしています。
[Bevel2]を選択した状態で[Bevel]の数値を変更します。
Chromeの押し出しに合わせてこちらも大きくしています。
[Enviroment]内の[Town]を選択します。
こうすることで金属の反射感が強くなります。
⑥3Dテキストにモーションをつけます
はじめに、[Element]内の[Multi-Object]にチェックを入れます。
そして、3秒のところで[X Displace]と[Rotation Random]をそれぞれ0でキーフレームを打っておきます。
次に、0秒のところで画像の数値でキーフレームを打ちます。
そうすることでテキストの回転と、カーニングのアニメーションが適用されます。
2秒のところで[PositionZ]の数値0でキーフレームを打ちます。
次に0秒のところで画像の数値でキーフレームを打ちます。
そうすることで手前から文字が出現するアニメーションが適用されます。
⑦ライトを設定します
背景画像に合わせて、シアンとオレンジのポイントライトを作成します。
文字の右下に青い光、左上のオレンジの光が当たるように配置します。
⑧環境マップで金属感を演出します
[Element]内の[RenderSettings]を開き、[Physical Emviroment]を開きます。
その中の[Rotate Enviroment]の項目を開きXの数値20°にします。
YのキーフレームボタンをAltキーを押しながらクリックし、エクスプレッション[time*10]と打ち込みます。
そうすることで環境マップが回転し、金属感がより強調されます。
⑨完成!!
つまづいた方や、深く知りたい方はビデオチュートリアルも合わせて見ると、より理解が深まるかと思います!
Dustman@Dustman
フリーの映像屋さん。 TVCMをメインにモーショングラフィックス、CG、VFXを作ってます。 あと色んな映像の作り方の Youtube【ダストマンTips】やってます。
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