C200の素材を借りて、DaVinci Resolveに取り込む

今回のクリスマスは、知人の長谷川祐史カメラマンさんが持っている、Canon C200のデータをいただいて、実際にDaVinci Resolveに取り込んでグレーディングページの状況を確認してみました。撮影は長谷川さん本人です。ありがとうございます!

この情報は2017年12月25日のクリスマスに実験してみたものなので、今後新しいファームウェアアップデートが出来るまでしか参考になりませんが、どうぞ。

Canon Raw Developmentを使ってメタデータが見れる

DaVinciに行く前に、まずCanonのサイトに行くと、Cinema Raw Development (以降、CRDとも表示)というソフトがここからタダでダウンロード出来ます。(WINMAC)これを使うとRAWの現像と動画への書き出しが出来るようで、C200の素材を取り込んで試してみました。


Cinema Raw Development (CRD)はディフォルトでページが4つ。

まず良い情報としては、ナビゲーションからFrame Informationをクリックすると、カメラの撮影時のメタデータが見ることが出来ます。ISOやその他の情報も記録されているのが分かります。


撮影時のカメラのメタデータを見ることが出来るFrame Information

このソフトを使って最高品質の書き出しは、DPX10bit、DPX16bit、Prores4444(Macの場合 / Windowsは不明)を選択してNLE用に変換することが出来ます。そしてCRDを使うと色空間・LOGガンマを正しく選択出来ます。

プロキシ品質の書き出しであれば、割と豊富な書き出し方法があります。これを使ってNLEでオフラインを作成して、編集が出来たらグレーディングの段階でRAWに再接続してのオンライン作業も出来るようです。

プロキシ品質にもDPX10bitやProres4444 1080Pがあるので、納品がFull HDであればそのままグレーディング出来るんじゃ無いかなとも思います。

DCI4K 12bit RAW 30fpsの素材をProres4444 1080Pに書き出すのは、Laptopでも時間がかからなかったので良いです。

DaVinciに取り込んで作業してみる

C200 RAWをそのまま使って編集/グレーディングできれば良いっていう方もいると思います。

実践での使用を目的としてポスプロまでの流れが、スムーズに出来るかを考える要素として、今回記事にしました。というのも、C200のRAW素材はAdobeのPremire Proでは編集するために、RAWのまま素材を取り込めないからです。そして僕はFCPとAvidを使わなくなってしまったので、現状CRDを使ってプロキシでPremiereか、RAWでそのままDaVinciしかありません(笑)。


Adobe Premiere ProにてC200の撮済み素材が取り込めないエラーの表示画面

取り込み・編集は問題無く出来る

現状、DaVinci ResolveでRAW素材を取り込み、プレイバックしたり編集したりすることは問題なく出来ることは分かりました。(プレイバックはパソコンのスペック次第)C200で撮影した、RAW素材のコーデックのサポートがされるまでは、RAW編集は全てDaVinci Resolve 14にお世話になることになります。

Camera RAWは今のところまだ使えないようです。

取り込んだ素材はコーデックがCanon C200 RAWと書いていますが、RAWは設定が出来なくなっています。


カラーページ左下のRAW設定はグレイになり、選択が出来ない状態

少なくとも撮影したフレームレートやビット深度は正しく保存されていることは分かりました。すぐ下の大阪の風景画は12bitで撮影したRAWですが、正しくメタデータが出ています。フレームレートも正しく表示されます。ただし、CRDと違うのは、ISOや絞り、シャッター速度の撮影時のメタデータは分からないこと。


Canon C200設定:DCI4K, 12bit RAW, 29.97fps / 撮影:長谷川祐史

次の画像はISO2000の高感度撮影テスト(少なくとも撮影時の露出設定では)。10bitの59.94fpsで撮影した素材で、確かにそのようにメタデータが記録されています。でもカメラの露出設定のメタデータをベースにして、デコードしようとしてもRAW設定出来ない… 実際ISOが何でデコードされたのか不明です。


Canon C200設定:DCI4K, 10bit RAW, 59.94fps / 撮影:長谷川祐史

プロジェクト設定のCamera RAWも反応なし。

「デコードに使用」を「プロジェクト」にして709ガンマを設定しても変化しませんでした。ARRI、SONY、RED、Blackmagic、Phantom Cineのどれもダメー。これから搭載される予定だと思われますが、現状はRAW設定を変更することは出来ないようです。そのためRAWで撮影したもののISOや色温度が結局どのような設定でデコードされているか不明です。


10bit RAWの長谷川さんで実験したが、プロジェクト設定のガンマを変換しても何も変化が得られなかった。


ガンマをRec.709にしたので、LOGからRec.709に変換されないかなと思ったけど、されませんでした。

記事その2へ続く

続いて、カラーマネジメント設定のテストと、LUTをあてた比較&グレーディングに関しての記事はなります。

[Canon] C200をDaVinci Resolveでグレーディングしてみた印象(2)

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