Final Cut Pro X (10.4)でのLUTの当て方とタイムライン全体の一括エフェクト処理

Final Cut Pro Xの10.4へのアップデートによって、外部プラグイン無しで簡単にLUTが当てられるようになりました!
 
これまでもプラグインとしてLUT LoaderやmLUTを使用することによってLUTが当てられたのですが、今回はFCPXのみでネイティヴに処理ができるようになりましたのでその方法をご紹介します。

【LUTの適用方法】

素材クリップ自体に適用するかタイムラインのクリップに適用するかで若干は変わってきますが、LUTを適用したいクリップを選択して、インスペクタの【 i 】のアイコンを選択します。

すると「カメラのLUT」という選択項目が出てきますので、そこから希望のものを選択するだけです。

もし「カメラのLUT」の表示が出ていない方は、インスペクタ左下の「v」の部分から(ここでは「基本v」となっている部分)「メタデータ表示を編集」を選択します。

編集ウインドウではLUT選択を表示させたいセクションを選択し、検索でLUTと入れてあげると「カメラのLUT」にチェックを入れられるようになりますので、「基本」や「一般」など、表示させたいセクションでそれぞれチェックをONにしてください。

「OK」を押すとインスペクタに表示されているはずです。
 
ARRIやBlackmagic、SONY、Canonなど標準でインストールされているもの以外にもサードパーティー製のLUTもインストールすることが可能です。
 
簡単に適用できるようになったのは良いのですが、ONとOFFができるだけで、Lutの効き具合を弱くしたりなどの微調整は出来ないので、細かい設定がしたい場合には前述のLUT LoaderやmLUTの方が良いかと思います。
 
 
ちなみにPremier等を使用している方にはお馴染みだと思いますが、アジャストメントレイヤー(調整レイヤー)を使うことによって、簡単にタイムライン全体に同じ処理が出来るようになります。

【タイムライン全体に同じエフェクト処理をする方法】

例えば、50個のクリップ全てに同じLUTを適用したり、レターボックスを付けたりする場合などに、50回コピーを行わなくてもアジャストメントレイヤー1つを調整するだけでその下に並んでいる全てに効果が適用できるようになります。

アジャストメントレイヤーは標準では搭載されていないので、下記でダウンロードしてください。

アドレスを入力しないといけないですが、無料で入手することが可能です。

・インストール方法

① このアドレスへアクセス
https://sellfy.com/p/Nxcc/

②「Buy Now」となっていますが、その上の「Pay what you want」が0.00になっていれば課金されませんので、そのまま「Buy Now」を選択。

③Totalが「0」になっていることを確認したらアドレスを入力してDownloadをクリック。
もちろん支払いたい方は好きな金額を入力していただいても構いません。

④ 入力したアドレス宛にダウンロード用のURLが送られてきますのでクリックしてURLを開きます。

⑤ 下記の画面からダウンロード

⑥ ZIPファイルを解凍し、出来上がった「Adjustment_Layer」というフォルダーをフォルダーごと下記の「Titles」フォルダーの中にコピーして下さい。

USER > ムービー > Motion Templates > Titles
※注:おそらくこれで大丈夫だとは思うのですが、Motionで一度開いてから保存する必要があるかもしれません。

・使い方

タイトルツールの画面に「Adjustment」というのが出来ているはずなので、タイムライン上にドラッグしてください。(説明用に同じクリップを並べただけの写真ですいません…)

あとはタイムライン全体に掛かるように長さを調節して、その「Adjustment Layer」自体にLUTを当てたり、色補正を行ったり、エフェクトを掛けたりするとその下にある全てのクリップに効果が出ます。

LUTもそうですが、一括で同じ処理が行えるのは便利ですよね。

シャープネスを調整したり、キーフレームと組み合わせたりも出来るので知っておいて損はないと思います。
DaVinci Resolveでのやり方はこちら

ではまた!

HH

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