メッセージアプリ風の吹き出しアニメーションの作り方【After Effectsチュートリアル】


こんにちは。
フリーランスで映像制作をしている神島冬です。
今回は下の動画のような、メッセージアプリ風の吹き出しのアニメーションの作り方を
解説していきます。

①Illustratorで吹き出しを作る

まず、角丸長方形ツールで角丸の長方形を描きます。

角のほうにマウスを持っていくと角の丸みを調整するポイントが出てくるので、お好みで調整しましょう。

次に新規レイヤーを作成し、楕円形ツールを用いて正円と楕円形を重ねた図形を作ります。
(わかりやすいように色を付けています。最初から白色でやってしまってOKです!)

正円と楕円共に選択した状態で
パスファインダーパネルで「分割」を選びます。

できた図形をダブルクリックしグループ編集モードにし、
一番下のパーツだけ残して、それ以外(画像の黄色く塗られた部分)を削除します。

三日月型になったらダイレクト選択ツールで片方のアンカーポイントを選択し、
半分にします。

大きさ、角度を調節し
先程の角丸長方形にくっつけます。

白色の吹き出しのファイルをコピーし、
右クリックメニューから変形/リフレクトを選び反転し、もう一方の吹き出しも作ります。
(色は下の画像を参考にしてみてください。)

②個別のアニメーションを作る

先程作ったIllustratorファイルをAfter Effectsに読み込みます。
読み込みの種類を「コンポジション」フッテージのサイズを「レイヤーサイズ」にします。

新規コンポジションを作成し、読み込んだ素材のレイヤーをコピー&ペーストします。
これは文字の量によって大きさを変えられるようにするためです。

読み込んだ2つの吹き出しレイヤーを右クリックし、プリコンポーズします。

長方形ツールを使って、ちょうど吹き出しのサイズにマスクを作ります。
マスクを生成したら、下から上に出現するように20フレームくらいで
「マスクパス」にキーフレームをうち、選択ツールでマスクの上辺を動かします。
(下辺は動かしません)



マスクパスと同じ場所に
「スケール」にもキーフレームを打ち、0~100%に変化するようにします。
「マスクパス」「スケール」のキーフレームを全て選択し、右クリックメニューからイージーイーズを付けます。

勢いよくメッセージがポップアップしているように見せるため
「スケール」の20フレームにある「100%」のキーフレームを25フレームに移動します。
もとあった20フレームに新規にキーフレームを打ち、値を「105%」にします。

「スケール」が最初に100%になるタイミングで全体が出現するように「マスクパス」のキーフレームを調整します。

イージーイーズを付けたらグラフエディタに切り替え
写真のように調整します。

するとこんな感じになります。

次に文字ツールで文字を打ち込みます。
今回はフォントを小塚ゴシック Pr6N色は濃い目のグレーにしました。

アニメーターから「ラインスペース」を選び、
出てきたアニメーター1の「追加」から「プロパティ/スケール」を選びます。
「範囲セレクター/開始」「スケール」の同じ位置(あとで調整するのでどこでも良い)にキーフレームを打ち、
それぞれ0%~100%になるようにします。
「スケール」のキーフレームにはイージーイーズを適用し、グラフエディタで写真の用に調整します。

吹き出しとのタイミングを合わせます。

最後に吹き出しのコンポジションのコンポジション設定の横幅を半分にし、
吹き出し・テキストを端までずらします。

これで吹き出しは完成です。
もう一方も同様に作ります。

③タイムラインのように動かす

作った吹き出しのコンポジションを書き出し用のコンポジションに読み込みます。
(背景にフリーの動画素材と色調整のためにブラック平面も読み込んでいます)

次の吹き出しが出るタイミングで上にずれるようにその前の吹き出しの
「位置」のY軸方向の値を調整します。

3つ以上吹き出しを使うときは
前の全ての吹き出しをずらすのを忘れないようにしましょう。

これで完成です。
文字の部分は変えられるので、テンプレート的に作っておくのはいかがでしょうか。

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クリップしておくと
あとからいつでも
見返したりできます。

コメント

  • takuminG0
    勉強になります。
    一つ教えていただきたいのですが、
    「②個別のアニメーションを作る」 の 「新規コンポジションを作成し、読み込んだ素材のレイヤーをコピー&ペーストします。
    これは文字の量によって大きさを変えられるようにするためです。」の部分がわからず、
    フキダシの角丸部分だけのサイズ変更ができません。
    この部分を詳しく教えていただくことはできませんでしょうか。
    よろしくお願いいたします。
  • KamishimaFuyu(神島冬)
    コメントありがとうございます。
    作ったのがだいぶ前なのでうろ覚えで申し訳ないのですが、
    角丸とツノの部分を別レイヤーに分けてないとできませんね…
    (画像だと1レイヤーにまとまってしまっています…)

    ①角丸とツノを別レイヤーで作る
    ②After Effectsに読み込み、角丸とツノをプリコンポーズ
    (角丸やツノの大きさ・位置調整はこのコンポジションの中で行う)
    ③さらにプリコンポーズして、マスク作成(この後はおそらく記事通りにやればできると思います)

    また、最近では文字数に応じて自動で画像サイズを調整してくれるエクスプレッション(プログラムみたいなもの)があるらしいので、このチュートリアルも作り直したほうがいいかもしれませんね…