え、セーヌ川(フランスにある川)?

いえ、違います。セーム革です。録音のナマ(音)を録るスタジオで「(現場録音の)仕込みで貼ってあったの、あれって、なんすか?」と、録音部に聞いたら、「セーム革す」と答えてくれました。わたし、数多くのフランス映画の舞台となっている「セーヌ川」と聞き違え「え、セーヌ川(フランスにある川)?」と聞き直しました。
「ムす」(録音部)。
「へー、ムですか」(わたし)。
けっこう前の話ですけど、こんなやりとり、ありました。ま、無理もないですよね。仕込みの録音にかんしての情報なんて、超少ないし、知らない人は知らないので。で、今回は、セーム革って、なにに使うの。どうやって使うの。という疑問にお答えします。

「切って両面(テープ)で貼るだけすよ」(録音部)

セーム革を切って、ワイ(ヤレス)のマイクに、両面テープで貼ります。
さて、これだけで仕込みマイクが完成します。下記の通り。

仕込みマイクは、バタバタの現場では使用頻度が少ないかもしれません。ですが、音をきっちりつくりこめる環境をととのえられる場合は、がっちり(マイクを)仕込むべきでしょう。この仕込みマイクは、いろんなところに使えるので、知っておくにこしたことはないです。現場で仕込めば仕込むほど、臨場感のある音が現場でとれます。

さて、余計なことかもしれませんが、なぜ仕込みについて書くのか…の説明をします。実は、とあるvimeoの海外ドキュメンタリーをぼんやり見ていたら、ちょっと驚きました。仕込んでいる場面(現場、シーン)が、とても多い気がしたのです。驚きですが、場面によっては、何chも仕込んでいるんだろうな…と思った(ポスプロで録っている音ではない)。現場の仕込みは、一眼系のカメラのワンオペだと、けっこう難しい作業ですよね。録音部がいないと難しいですし、だいたいワンオペで、バタバタの現場も多いでしょうから。

しかし、つくりこめる空間をあらかじめ設定できるのであれば、話は変わってくる。音の録音と編集が(自分の)課題ではないか。とメモ風に書きます。いずれにせよ、vimeoの海外ドキュメンタリーを見て、ちょっと自分も考えなきゃな。と思いました。スタッフワークでつくる作品撮りは、録音から見直すべきなのではないかな…と、自分の課題が見えてきました。

話がずれちゃいました。上記セーム革、現場でがっちり、バレないように仕込んじゃいましょう!! 安心、安全、快適な仕込みライフを!!

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コメント

  • lostangel
    はじめまして。
    ワイヤレスマイクにセームを使うという話を聞いてここにたどり着きました。
    二枚目の完成形にたどり着く前の工程をもう少し詳しく教えていただけないでしょうか?
    よろしくお願いいたします。
  • 岩崎孝正
    セームを切る→リャンメンをセームの裏表にはる(1枚目)。
    セームを切る→リャンメンをセームの裏表にはる(2枚目)。

    1枚目と2枚目のリャンメンをワイのマイクにくっつける。使う場合は、リャンメンの保護テープを剥がして仕込みます。表面のリャンメンが使えなくなったら、裏面もう片方の保護テープを剥がして仕込んでください。
    地味な作業ですが…。