はじめてのFusion(13)/はめ込み動画を作る(Planar Tracker)

前回はキズ消しや画像のクローンに利用できるPaintを紹介しました。今回はPlanar Trackerを使用してはめ込み動画を作る方法を紹介します。

Planar Tracker

Planar Trackerは、Fusion 9 から追加されたウィンドウトラッカーです(有償版のみ)。限定された範囲に無数のトラッキングポイントを用意し、それらを追尾することにより正確なトラッキングが可能です。マッチムーブなどに活用できます。DaVinci Resolveでいうところのパワーウィンドウみたいなものですね。

Planar Tracker を使用して動画を別の動画の中にはめ込むことができます。ここでは iPad に動画をはめ込みます。

1. Planar Trackerを接続する

Planar Tracker を追加します。Planar Tracker の緑の入り口(Corner Pin)にははめ込む前景の素材を接続します。

2. 描画

ビューワーで被写体を囲みます。必ずしも精密なマスクではなくても差し支えありません。この画像でいえばネイルの部分など、トラッキングしやすい部分が入るように留意しましょう。

3. トラッキング

コントロールパネルで下図の赤枠箇所を押します。トラッキングが開始する前にタイムルーラーで先頭のフレームまで戻っておきましょう。トラッキングが開始されると自動的にトラッキングポイントが生成され、トラッキングが進みます。

4. はめ込み

上図の青枠の Corner Pin を選択します。こうすることで上記のトラッキングの結果をもとに画像のはめ込みをすることができます。ビューワーでポイントの位置を調整してください。

5. 完成

すでにツールが正しく接続されている場合には、Planer Tracker の結果をビューワーに出力するとマスクが使用されていることがわかります。

次回はTrackerを使用してテキストのマッチムーブを作成する方法について述べます。

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    コメント

    • Hirofumi Tukakoshi
      一番知りたかったことでした。有難うございます。
    • 肉喰

      肉喰nhaka

      18.05.05
      これは、mochaとはどのような違いがあるんですかね?
      (他社さんの話ですいません) 貼り付け対象にあわせて変形しない?ところですかね?
    • ブラックマジックデザイン
      Mochaについてはよくわからないですが、トラッカーを使用した際、トラッキングされるシェイプは変形します。トラッカーはこういうソフトでは一般的ですのです、あとは精度やパラメーターの細かさや得意不得意に違いが出てくるのではないかと思います。映像の種類や使い方によっては、FusionのPlanar TrackerはDaVinci Resolveのトラッカーよりもパワフルです。