今回は Premiere Pro のトラブルシューティング をお届けします。
今回、私が落ち入ったトラブルとは・・・ズバリ!
「プログラムモニターにマルチカメラが表示されない!」 というものでした。
2時間ほどの長尺、、、これのスイッチングをアナログでやるんかーい。。。
と、かなり青ざめました。。。
が、その解決法はわかってしまえばとっても簡単なものでしたので、皆さんにもご紹介しておきます。
環境:macOS High Sierra バージョン 10.13.4
Adobe Premiere Pro CC 2018 バージョン 12.1.0(ビルド 186)
そもそも「マルチカメラ」とはなんぞや?
そもそも「マルチカメラ」ってなーに?美味しいの?という方のために、まずは「マルチカメラ」についてお伝えしておきます。
「マルチカメラ」とは「マルチカメラソースシーケンス」のことで、複数台のカメラで収録した素材を映像と音のタイミングを合わせて同期させたものです。各カメラの音声がある程度しっかり録れていれば同期も簡単、編集もとっても楽になるのでオススメです。
マルチカメラソースシーケンスの作り方や編集方法については、岡本俊太郎さんの下記Vook記事をご参照ください。
Premiere Pro CC でマルチカメラ編集をする!(TEDみたいな動画を作る)
↑ 24,000view...すげえ...
Adobe さん公式の解説はこちら。
Premiere Pro でのマルチカメラシーケンスの作成と編集
相変わらず文字が多くてようわからん。。。
筆者はマルチカメラ編集が嫌いだった(喰わず嫌い)
さて、どうでも良い情報ですが、私はマルチカメラ編集を嫌って、つい最近までずっとアナログでスイッチング編集をしていました。今となっては絶対にそんな編集したくありませんが、全素材をタイムラインに並べて、切ったり貼ったり、有効にしたり、無効にしたり、、、地道に頑張ってましたね〜。理由は全く覚えていませんが「マルチカメラ編集機能なんて使ってたまるか!」と頑なに思ってました(笑)
そんな私を変えてくれたのが Daisuke Yamashita さん のススメで購入したこちらの書籍との出逢い。
石坂アツシさん著「プロに学ぶ Premiere Pro カット編集テクニック」
こちらの書籍内でマルチカム編集について書かれており、渋々やってみら、、、。なんとまあ!こんな簡単便利な方法があったなんて!と、ようやく謎の喰わず嫌いを脱することができたのでした。勉強って大事ですね。
マルチカメラをプログラムモニターに表示する
さあ、いよいよ本題です。マルチカメラソースシーケンスを作成し、タイムラインに並べたら、プログラムモニターにマルチカメラ(各カメラの映像)を表示して、楽しいスイッチング編集の始まり!!
・・・なのですが、マルチカメラソースシーケンスをタイムラインに並べただけではマルチカメラは表示されません。
↑cam1の映像しかプログラムモニターに表示されていない。。。
マルチカメラをプログラムモニターに表示するには、まずプログラムモニター右下のスパナ(設定)ボタンを押します。
次に出て来たウインドウで「マルチカメラ」を選択します。
すると、、、
じゃじゃーん!!ご覧のようにマルチカメラ(各カメラの映像)が左側に、選択しているカメラの映像が右側に表示されます!
あとはサクサクスイッチング編集をして行くだけです!!
ご静聴ありがとうございました!!
・・・
・・・
の、はずなのですが、、、
プログラムモニターのスパナから「マルチカメラ」を選択しているのに、マルチカメラが表示されない!ということがございます。
こんな感じ、、、
確かに「マルチカメラ」を選択しているのに。。。右も左もコンポジットカメラ映像しか出てこない。。。
もしかして、マルチカメラソースシーケンス内の素材が無効になっている???いや、大丈夫。。。
うーーーー原因がわカラーーーーん!!!
・・・と、これまで右往左往しておりました。。。
が、この度、無事に原因と解決法が判明いたしました!
原因はこれ!
おわかり頂けただろうか・・・(←低い男声で)
マルチカメラソースシーケンスがV1トラックに配置されているにも関わらず、なぜかチェックが入っておらず、何もないはずのV2トラックにだけ、不気味にチェックが入っている。。。かつて、この地で無念の死を遂げた何者かによる、怨念の仕業なのであろうか。。。
きゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!
・・・はい、という訳で原因はトラックへのチェックが入っているかどうかでした。
マルチカメラソースシーケンスを配置したトラックにチェックが入っていないと、プログラムモニターにマルチカメラが表示されません のでご注意ください。
まとめ
わかってしまえば至極簡単なこと。だけど知らないと結構時間をロスしてしまう、、、なんてことありますよね。今回の記事がいつの日かあなたのお役に立つことを願っております。
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