CPU、GPUの違いで書き出し速度って変わるの?
今回、測定イベントで使用したのv12.1.1を使用しました。
測定基準
今回測定に際して考えたのは映像編集を行っていて必ず行う作業は何か?です。
再生時やレンダリング時などにも処理は必要ですが、今回はどの作業を行っても最後に必ず行うレンダリングに特化した検証を行いました。編集後に必ず行う作業が早くなる遅くなるというのは非常に気になる部分だったからです。
実際に検証を始めて思ったのがPremiereProで直接書き出すとログが残らないという事です。そのため今回はPremiereProからMediaEncoderに飛ばしてログを参照してデータを取ろうという事になりました。ストップウォッチ片手に測定するのは根性が足りませんでした。。。
用意したもの
- Adobe Premiere Pro CC
- Adobe Media Encoder CC
- 検証プロジェクトと素材 こちらからダウンロードできます
測定手順
* HDからHDに書き出すなら「High Quality 1080p HD」
* 4Kから4Kで書き出すなら「High Quality 2160p 4K」
* 4KからHDに書き出すなら「High Quality 1080p HD」
キューをクリック
MediaEncoderで出力ファイルの列の青くなっている文字をクリックし保存先を指定する
書き出し後のキューの緑のチェックマークを押す
ログが確認できて、一番下のほうに継続時間が確認できる
といった感じで行いました。自分で測定するときに常に同じ条件で行っておけばスペック比較にもなるので是非試していただきたいと思っています。
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その他処理が変わるところ
MercuryPlayBack Engine
PremiereProはMercuryPlayBack EngineというGPUとCPUを並列で処理する機能が搭載されています。重い描画処理の一部をGPUに割り当ててコマ落ちのないようにしているんですがこれは編集時(再生時)のお話です。
GPUエフェクト
また、GPU対応のエフェクトも増えているので意識して使ってみるのもよいのかなと思います。
Lumetrカラーを使ったり、4KからHDにリサイズしながらレンダリングしたりするとスペックによって速度が変わってくるので見ていると面白いです。
マルチコアがよいわけではない
あと気を付けなければいけないのはPremiereProはマルチコアに最適化されていないことがあります。そのためコアが多いがクロック数が低いなどのものは良い結果が出ないこともあるので注意してください。
色々試しながら最適なスペックを見極められるのがいいなぁと思っています。それでは!
自分のPCの性能を以下のリンクよりそれぞれが試せます。
是非試してみてください!
3DCGソフトから生まれた定番測定ソフト
- CINEBENCH R15 ## これからのGPU測定はこれを使おう
- V-RAY Benchmark ## ストレージの性能を図るならこれが大安定
- Crystal Disk Mark ## AfterEffectsの測定はこの方法に統一してみよう!
- AfterEffeects CC 2018.1 ## ノードってどのくらいが限界か知りたい!
- DaVinci Resolve 15 beta3 (近日公開)
ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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