2018.07.05 (最終更新日: 2020.08.29)

Sony α7シリーズでの音収録について(XLR-K1MとK2Mの比較)

私は普段ノンフィクション映像を多く作っていますが、
行き当たりばったりな、カメラを振り回す系の撮影の時は、
ミラーレスカメラは軽くで起動も早く、重宝するカメラです。
私は昨年末からSony α7Riiiを使っているのですが、
手ぶれ補正も内蔵されており、手持ちでガンガン回せるのが最高です。

ノンフィクションでは同録が大切!

そんなミラーレスカメラでノンフィクションを
撮影する時に気になるのが、音の収録方法です。

重量を軽くして、手軽に収録することを意識すると、
ステレオミニで入力ができる、以下のようなマイクが
使いやすく、愛用しています。

▼RODE Video Mic Pro

ただノンフィクションでは
同録で音をきちんと収録しておくことがとても大切になり、
ガンマイク一本だけではちょっと物足りないシーンも多くあります。

カメラを回している人間の他に、
ガンマイクをポールで振ってくれたり、
ミキシングしてくれる録音担当の人が同行できる撮影ならば
そんなことを気にしなくてもよいかもしれませんが、
そうではないワンマンでの撮影ではできるだけ
カメラにいくつかの種類のソースの音を入力しておきたいところ。

例えばURSA mini 4.6Kでは、以下のように、
ガンマイクとワイヤレスマイクの2つをカメラに入力して、
被写体の声もできるだけ拾えるようにしていました。

2chのXLR入力を可能にするアダプタ

そんなことをミラーレスでも可能にするXLRアダプタがあります。
PanasonicなどもGHシリーズ用に出していますが、
Sony αシリーズ用には、XLR-K1MとXLR-K2Mという2種類の
アダプタが発売されています。

今回、2種類のアダプタの実際の違いを比べてみました。

XLR-K1M

SONY XLRアダプターキット XLR-K1M
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ちなみにこのK1MとK2M、機能的には違いはなく、
カメラのシュー部分に接続して、XLRを2ch入力できるようにするものです。

違いになってくるのは、その接続方法。
K1Mのほうはアダプタ本体とカメラシューへの接続部分が分かれており、
アダプタ本体はカメラのシューには載せられません。
なので上の写真のように、カメラにはケージなどをつけて、
別にシューを用意して、そこにアダプタを取り付ける必要があります。

K1Mにはアダプタの上部にシューがついているので、
この上にワイヤレスマイクをつけることが可能です。
ケージなどが必要にはなりますが、ガンマイクとワイヤレスマイクは、
アダプタにつけておくことが可能になります。

XLR-K2M

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K2Mの方は、カメラのシューにそのままアダプタ自体を載せる方式。
コンパクトに設置することができます。
ただ、気をつけなくてはいけないのは、K1Mと違って
アダプタにはシューがないということ。
K1Mのようにアダプタの上にワイヤレスマイクを設置することはできません。

そのため、ガンマイクとワイヤレスマイクを接続しようと思った場合、
ワイヤレスマイクを設置するためのシューを別のところに用意する必要があります。
ということでこちらもケージ的なものが結局必要になることに。
今回はカメラ左側面に設置をしてみました。

ちなみに上記で使っているケージは、Smallrig社の
SmallRig Cage for Sony A7RIII/A7M3/A7III 2087 というもの。
日本のアマゾンでも購入できますが、メーカーサイトからも購入できます。
$100以上買う場合は、以下のクーポンコードお使いください。10%オフになります。
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結論

音は目に見えない分、現場で気づかないうちに
エラーがおきたり、うまくとれていないことも多いもの。
だからこそ、安定したXLR形式でマイクを接続できるのはありがたいことです。
また、2つのソースからの音を録音しておけるのも、安心です。
ドキュメンタリーの撮影にはぜひ使いたいアダプタだと感じました。

K1MもK2M、どちらを選ぶのがよいのかという点は
接続の方法だけの違いなので、自分の使いたいマイクや
設置方法にあわせて選べばよいと思います。
個人的には、比較する前はアダプタ上にマイクシューがあり、
ワイアレスマイクレシーバーをつけられるK1Mのほうが
良いかなと思っていましたが、もしガンマイクのみを使用する際、
ケージなしでも接続できるという点で、
K2Mも使い勝手はよいかなと思うようになりました。

番外編

上記のような純正アダプタを使用しない方法で、
2chに別々の音を入力することも可能です。

モノラル2種類の音を入力して
ステレオの左右に振り分け、ステレオミニジャックに入力することで
2ch分の音を入力するという形式です。

Saramonic SR-AX100(実売6000円)などで
そのような方法での2ch収録は可能になります。

ガンマイクとワイヤレスマイクの2chを入力してみました。
後ろのボリュームでどちらかの音が大きすぎる場合はバランスをとることもできます。
この機器は電源を使わないで、入ってきた音に抵抗をいれて、減衰しているだけと思われるので、
基本的にAX100の目盛りは最大にしておいて、どちらかの音が大きすぎた場合のみ、
下げるのがよさそうです。

何度か現場投入しましたが、特に大きな問題はありませんでした。
コスパよく2ch入力はできるようになりますが、
接続箇所が増えるので、たまにそれらのプラグに変な方向で指などあたると
若干ノイズ入ることもあり、リスクはある方法かなとは思います。
どうしてもお金をかけたくない。という場合にはアリな選択肢だとは思っています。

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