Blackmagic eGPU よくある質問(速報版)

Blackmagic eGPU よくある質問(速報版)

7月12日、ブラックマジックデザインはBlackmagic eGPUを発表しました。よくある質問は製品ページの下の方でもご覧になれますが、Vookオリジナル記事として、いくつか内容を修正し、追加したものをここに掲載いたします。

価格は?

税別で¥89,800です。Apple StoreとAppleのオンラインストアでご購入できます。すでに出荷開始しています。

Blackmagic eGPUを開発した理由は?

ブラックマジックデザインはDaVinci Resolve 15という、タイムライン編集、カラーグレーディング、合成、音声編集に対応した、総合映像編集ツールを提供しています。DaVinci Resolveのユーザーは、タイムラインに多数のエフェクトやカラーコレクターを追加する必要があることが多く、多大な処理能力が必要になります。ホストコンピューターの処理能力の限界に達するまで、カラーコレクターを追加し続けることもあります。しかしそれと同時に、DaVinci Resolveを使用している多くのエディターやカラリストは、オンセットで作業ができる機動性も求めています。Blackmagic eGPUの登場により、ラップトップで作業していても、必要な処理能力を得られ、さらに多くのエフェクトやカラーコレクションを追加できるようになりました。

Blackmagic eGPUのサポートはブラックマジックデザインから提供されますか?

はい。ブラックマジックデザインは、Blackmagic eGPUに関するテクニカルサポートを提供し、ユーザーはサポートオフィスに問い合わせられます。電話やメールでの日本語のサポートはこちらからどうぞ。

DaVinci Resolveは、どのようにBlackmagic eGPUをサポートしていますか?

DaVinci ResolveはGPUの性能に多くを負うソフトウェアです。GPUの処理能力が高ければ高いほど、DaVinci Resolveの処理もより速くなります。DaVinci ResolveとBlackmagic eGPUは、MetalのGPUフレームワークに対応しており、Blackmagic eGPUを使用することで、フィルター、エフェクト、カラーコレクションの処理を加速化できます。

どのくらい処理が早くなりますか?

たとえばIntel Core i7 dual-core 3.3 GHz、 Intel Iris Graphics 550という構成のMacBook Pro(13インチ、2016)では、DaVinci Resolveにおいて最大で7倍のアクセラレーションが期待できます。詳細は以下のグラフをご覧ください。これはカラーページの空間的ノイズリダクション、ResolveFXのフィルムグレイン機能、または時間的ノイズリダクションをUltra HDの素材に適用して検証された結果を示しています。

Intel Core i7 quad-core 2.9GHz、Radeon Pro 460 / Intel HD Graphics 530という構成のMacBook Pro(15インチ、2016)では、DaVinci Resolveにおいて3倍程度のアクセラレーションが期待できます。詳細は以下のグラフをご覧ください。

DaVinci Resolveの画像処理のフローはどうなっていますか?

下の図はDaVinci Resolveでクリップを再生時のストレージ、CPU、GPUの処理フローを示しています。DaVinci Resolveではシステムメモリ(RAM)は画像処理にはほぼ使用されず、CPUもデコード、エンコードに使用されるのみです。それ以外の処理はほぼすべてGPUに依存しています。したがってBlackmagic eGPUの追加は大幅なアクセラレーションの向上に繋がります。

Blackmagic eGPUのGPUをアップグレードできますか?

いいえ。単純に筐体にPCIeカードが差し込まれているのではなく、電子技術、機械技術、冷却システムが一体化したデザインなので、GPUのアップグレードや変更はできません。

Blackmagic eGPUで使用しているGPUは何ですか?

Blackmagic eGPUは、 Radeon Pro 580 GPUをベースに設計されています。これは、27インチiMacのハイエンド2017年モデルで使用されているGPUと同等です。

Blackmagic eGPUのインターフェースと電源について教えてください。

Blackmagic eGPUはHDMI 2.0を搭載しているので、モニタやテレビに接続できます。2つのThunderbolt 3コネクターも搭載しており、MacBook Proに接続すると85Wのダウンストリーム電源を送るため、接続中はコンピューターを充電できます。2つ目のThunderbolt 3コネクターを使用すると、高解像度のThunderbolt 3コンピューターディスプレイに接続できます。さらに、4つのUSB 3コネクターは、それぞれUSB電源をサポートしているので、ディスク、キーボード、マウスを接続できます。iPhoneも充電できます。

動作音は静かですか?

はい。Blackmagic eGPUは機能性と同時に静音性を意識して設計されています。動作音の公称値は18dB(呼吸音以上、ささやき声以下)で、ほぼ無音です。MacBook Proでレンダリングすると、ファンが回り出して大きなノイズが出ますが、Blackmagic eGPUは常に静かです。現状では世界一静かなeGPUと言えるかもしれません。

Blackmagic eGPUは、どのようなマシンに接続できますか?

Blackmagic eGPUは、Thunderbolt 3を搭載した、macOS 10.13.5以降のApple製品で使用できます。これには、2016年モデル以降のMacBook Pro、2017年のiMacおよびiMac Proを含みます。

Blackmagic eGPUにThunderbolt 2-3変換アダプタを接続して、Thunderbolt 2のMac製品で使用できますか?

Thunderbolt 3ではなくThunderbolt 2を搭載したモデルでは、GPUの本来のパフォーマンスを発揮するための十分な帯域が確保できないため、Blackmagic eGPUの使用はできません。

Blackmagic eGPUはWindowsコンピューターで使用できますか?

Blackmagic eGPUをWindows OSで使用する上での制限はありません。しかし現時点ではWindows OSとの互換性の問題が確認されているため、Windows OSでのBlackmagic eGPUの使用は推奨されません。これは将来的にWindowsコンピューターのベンダーからのアップデートで修正される予定です。

Blackmagic eGPUは、Boot CampでのWindowsで使用できますか?

いいえ。AppleのBoot Campソフトウェアは、現在eGPUをサポートしていません。

Blackmagic eGPUはLG UltraFine 5K Displayと接続できますか?

はい。Blackmagic eGPUとLG UltraFine 5K DisplayをThunderbolt 3で接続してください。

Blackmagic eGPUは、UltraStudioと一緒に使用できますか?

はい。通常のMacBook ProやBlackmagic eGPUからHDMI経由で出力される信号には、OSやGPUドライバのバイアスがかかっており、正確な輝度や色彩のデータが表現できるとは限りません。そこでHDMIまたはSDIを介して、より正確なビデオモニタリングを実現するために、UltraStudioの使用が推奨されています。ブラックマジックデザインのUltraStudio製品は、テレビや映画の映像およびオーディオ信号を、映像業界の正しい仕様で取り扱えるように設計されています。特にカラーグレーディングにおいて、正しい色を見ながら映像を取り扱うためには、キャリブレーションのとれたモニタと、UltraStudioなどのビデオI/Oデバイスが必須となります。Blackmagic eGPUのユーザーにおすすめなのはUltraStudio HD Miniです。UltraStudio HD MiniはThunderbolt 3を搭載しているため、Thunderbolt 3のケーブルで接続すればすぐに使用できます。1080p60まで対応しています。

Blackmagic eGPUが正常に機能しているか知る方法はありますか?

Blackmagic eGPUは底部にLEDが搭載されており、Blackmagic eGPUが電源に接続され、稼働状態であることが確認できます。また、eGPUが接続されると、コンピューターのデスクトップの上部メニューバーにeGPUのシンボルが表示されます。アプリケーションがBlackmagic eGPUを使用しているかどうかは、アクティビティモニタ→GPUの履歴を開いて確認できます。コンピューターディスプレイが、Blackmagic eGPUのHDMIまたはThunderbolt 3出力にモニタが接続されている場合、ディスプレイの環境設定に追加のデスクトップスペースも表示されます。

Blackmagic eGPUでMacBook Proを充電する方法を教えてください。

Blackmagic eGPUを電源に接続し、MacBook ProをリアパネルにあるThunderbolt 3コネクターの1つに接続するだけです。MacBook Proが充電されているのが確認できるはずです。Blackmagic eGPUは、MacBook Proの電源アダプターと同じ方法でコンピューターを充電します。Blackmagic eGPUの稼働中は、MacBook Proの電源アダプターは必要ありません。

Blackmagic eGPUはアプリケーションのパフォーマンスを改善しますか?

Blackmagic eGPUはmacOS High Sierra 10.13.5に対応しており、Metal、OpenGL、OpenCLアプリケーションを加速化するようにデザインされています。しかしeGPUのアクセラレーションをすべてのアプリケーションがサポートしているわけではないため、アプリケーションの開発元に確認することをお勧めします。

複数のBlackmagic eGPUを同時に接続して使用できますか?

これは、使用しているソフトウェアアプリケーションにより異なります。複数のBlackmagic eGPUを接続することでDaVinci Resolve Studioのパフォーマンスは改善されますが、Blackmagic eGPUを互いにデイジーチェーン接続することは推奨しません。Thunderbolt 3の接続がオーバーロードになるためです。各Blackmagic eGPUを、それぞれのThunderbolt 3コネクターで直接コンピューターに接続してください。通常、ゲームでは一度に1台のBlackmagic eGPUのみ使用できます。

DaVinci ResolveはマルチGPUに対応していますか?

有償版のDaVinci Resolve StudioはマルチGPUに対応しています。有償版と無償版の違いについてはこちらの記事を参考にしてください。一般的には、カラーエフェクト、Fusionエフェクト、ノイズリダクション、ResolveFXなどの機能の多くはCPUではなくGPUを使用しているため、マルチGPUはこのような種類の処理にとりわけ大きな効果を発揮します。ファイルのエンコード、デコードにはCPUを使用しているため、こちらがボトルネックになっている場合にはGPUを増加は全体的な処理のアクセラレーションには繋がりません。

Blackmagic eGPUが本当にアクセラレーションに使用されているかどうか、どうやって確かめられますか?

Blackmagic eGPUがコンピューターのアクセラレーションに使用されているかは、以下のステップで確認できます。

  1. チェックしたいアプリケーションソフトウェアを起動する。
  2. アプリケーションフォルダーで、アクティビティモニタ・アプリケーションを開く。
  3. メニューバーで、ウィンドウをクリックしてGPUの履歴を選択する。Blackmagic eGPUのGPU使用レベルがヒストグラムで表示され、アプリケーションソフトウェアのアクセラレーションに使用されているか確認できます。

DaVinci Resolve 15とBlackmagic eGPUをどうやってセットアップすればいいのですか?

セットアップは簡単です。

  1. Blackmagic eGPUをMacに接続する。
  2. DaVinci Resolveを起動する。

必要な作業はこれだけです。起動時にDaVinci Resolveは最適なGPUコンフィギュレーションを自動的に選択するので、何もしなくても通常はBlackmagic eGPUが使用されることになります。DaVinci Resolve Studio(有償版)のユーザーは、DaVinci Resolveの環境設定で様々なGPUオプションを選択することもできます。またこの設定で、イメージ処理に使用するGPUおよびその数も選択できます。

ゲームとBlackmagic eGPUをセットアップする上で推奨される方法はありますか?

ゲームの最適なセットアップは、以下の2通りがあります。

  • HDMIまたはThunderbolt 3経由で外部モニタを接続し、次にディスプレイのシステム環境設定の配置タブで、小さな白いメニューバーを大きな外部ディスプレイにドラッグします。

  • HDMIまたはThunderbolt 3経由で外部モニタを接続し、クラムシェルモード(MacBookの内蔵ディスプレイを閉じて外部ディスプレイだけで使用するモード)で、外部ディスプレイをメインのディスプレイとして使用する。

いずれの方法でも、Blackmagic eGPUに接続された外部ディスプレイをメインのディスプレイとして使用します。ゲームの起動時に、アクセラレーションされたディスプレイが自動的に使用されます。

DaVinci Resolveでのカラーグレーディングをもっと快適にするために、Blackmagic eGPU以外に必要なものはありますか?

本格的なカラーグレーディングにはパネルが必須だと言われます。特にカラーホイールを使用するプライマリーグレーディングにおいては、マウスのみでの細かな操作は難しく、できたとしても長い時間を要してしまうからです。これまではブラックマジックデザインからは、300万円を超えるDaVinci Resolve Advanced Panelしか販売されておらず、一般の方の手の届く価格ではありませんでした。しかし昨年、DaVinci Resolve Mini Panel / Micro Panelのリリースによって、その垣根が取り払われ、誰でも最高品質のカラーグレーディングにアクセスできるようになりました。DaVinci Resolve Mini Panelは¥339,800 (税抜定価)、DaVinci Resolve Micro Panelは¥113,800(税抜定価)で好評発売中です。これらのパネルは無償版のDaVinci Resolveでも使用できます。Blackmagic eGPUを使用した環境でカラーグレーディングをとことんまで追求するにはぴったりの製品です。


同梱物は?

0.5mのThunderbolt 3ケーブルと、(BMD製品としては珍しいことに)電源ケーブルが付属します。

Excelは速くなりますか?

たぶん変わらないと思います。

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    コメント

    • 南條春樹
      こちらはMacPro2013に使ってもあまり意味ないのでしょうか?
    • ブラックマジックデザイン
      Thunderbolt 2だと帯域が制限されるため、Thunderbolt 2を搭載したMacBook ProやMac Proに接続しても効果は発揮できません。あくまでもThunderbolt 3を搭載したMac製品用とお考えください。
    • 南條春樹
      ありがとうございます!
      お礼が遅くなり申し訳ございませした。