「防滴」ってどこまで濡らして大丈夫なの?
精密機器であるカメラの一番の敵は水。カメラが濡れそうなシチュエーションではカメラをビニールで覆ったり、専用のケースに入れながら撮影している人も多い。
いくら「防滴」とはいえ心のどこかではカメラが壊れるのではないかと不安な中で皆、撮影している。 カメラメーカー側も、カメラが絶対に壊れない保証ができないため、濡らしても大丈夫!とはなかなか公言しにくいもの。
その中で「防塵・防滴機能」を押しているメーカーが "OLYMPUS"だ。
確かにこの映像(00:30付近)はスゴイ。しかし本当にこれだけ濡らして撮影できるのかは気になるところだ。
今回OLYMPUSさんから、防滴検証するために、『OM-D E-M1X』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』をお借りして、土砂降りの中、撮影に出かけてきた。
ちなみに撮影してきた環境がこちら。
2019年8月20日にニュースになるレベルの大雨が東日本で降り、たまたまカメラを持って品川に来ていたので、撮影することができた。これだけ雨が降っている中での撮影なら、文句のない防滴検証ができるだろう。
1時間ほどで雨は止んだが、その中で動画を撮ってきたので見て欲しい。
土砂降りの中で撮影してみた
■使用機材
・OLYMPUS OM-D E-M1X
・OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
防滴を通り越して、まるで防水
シャワー並みの雨のなかで1時間ほどOM-D E-M1Xを雨に晒しながら撮影してみた。
撮影機材をこんなに濡らして大丈夫なのか?と思いながらも遠慮なく濡らしてみた。
撮影中は、雨の影響によるエラーや故障といったトラブルはなく、防滴を超えて防水かと錯覚してしまうほど水に強かった。またバッテリーを2個セットできるので、バッテリー切れの心配もなく撮影できた。撮影後も機材の水気をしっかり拭き取れば翌日も問題なく撮影可能。
寒さで手が震えてもブレない!驚異的な最大7.5段手ぶれ補正
思わぬ恩恵を受けたのが最大7.5段の手ぶれ補正。 今回、雨の中での撮影だったので、寒さで手が震えていた。しかし後から映像を確認したところ、本当に手元震えてた?と疑われるくらいの手ぶれ性能で全く気にならなかった。
ちなみに編集時にスタビライズ編集は一切していない。しかもこのレンズかなり寄れる。マクロでも、望遠時でも全く手ぶれを気にせず撮影できる。また、ボディーのグリップが深く、真冬に手袋をしていても安定した撮影ができるような設計で、手に馴染むほどよいボディーの重さも撮影していてとても心地よかった。
ボディ一台、レンズ一本で立ち回りができる機動力の高さ
今回のような雨の中での撮影だとレンズ交換ができない。 レンズ交換している隙に、撮りたいシーンを逃してしまうこともある。『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』があればその心配はない。
35mm判換算で24−200mmのF4.0通し。他社のレンズだと24-70mmと70-200mm、2本必要なところを1本で賄えることができる。
さらに7.5段の手ぶれ補正があれば、外付けのスタビライザーをつける必要を感じなかった。天候に左右されずカメラを持って、すぐに外に出られる機動力の高さはビデオグラファーの撮りたい気持ちを全面にサポートしてくれている。
まとめ
今回「OM-D E-M1X」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の組み合わせで防滴検証してみた。濡らしても大丈夫という信頼感は撮影時の安心感につながる。これだけの雨の中での撮影が問題なければ、防塵性能は砂塵の舞う砂漠の中でも問題なさそうだ。レンズの取り替えをする時間もなく、過酷な環境で撮影しなければならないドキュメンタリー撮影をする人や、気候が常に変化する山岳で撮影をする人には、おすすめの組み合わせだと思う。バッテリーグリップがついていても小型なボディーで、レンズもかなりコンパクトなOLYMPUSのこのセット。三脚もスタビライザーも必要なく、カメラだけ持ってサッと撮影に出かけたい人にもおすすめの一機だ。
Vook編集部@Vook_editor
「映像クリエイターを無敵にする。」をビジョンとするVookの公式アカウント。映像制作のナレッジやTips、様々なクリエイターへのインタビューなどを発信しています。
コメントする