1月22日に行われたVookウェビナー 「映像編集のモニタ選び、どうしてる?目的別に徹底解説!」。ダストマンさんを講師にお招きし、モニターに関するディープなトークが繰り広げられたこちらのウェビナーの様子が、Premiumメンバー限定記事になりました。モニターに関する基本知識から、抜け落ちがちなポイント、そしておすすめのモニター環境の紹介まで、モニターにお悩みの皆さんにとって参考になる情報が凝縮されています。
- 講師ダストマン
ド田舎の古民家暮らしの映像屋。編集/モーショングラフィックス/VFX/コンポジット、AfterEffectsチュートリアルのYouTube【ダストマンTips】をやっています。
実はダストマンさんからの持ち込み企画から始まった本ウェビナー。WEB上にはなかなかまとまった情報がなくブラックボックスな部分が多いため、ダストマンさんはもちろん、白戸裕也さん、岡田太一さんにもご協力頂き、結集した情報をシェアして頂きました!
今回の内容を知って頂きたいのは、こんなお悩みを持っている皆さん。
ダストマンさんも、「お金を頂いている以上、ちゃんと自信を持って仕事をしたい」 というところから制作環境作りが始まったそう。環境をすぐさま整えるのは難しくても、徐々に揃えていったり、お金に余裕がある時に一気に揃えたり、すこしづつ理想の環境に近づけられるといいですね。
※ちなみに今回は、映画などのハイエンドの制作ではなく、WEBやテレビ用の映像を制作する個人の方の制作環境を想定しています。
映像制作用の液晶パネルは、IPS方式一択!
まず覚えたいのは、液晶パネルの種類。IPS、VA、TNと3種類あり、パネル毎の特徴は以下のようになります。
ダストマン:
IPSパネルは視野角が広く、モニターを斜めから見ても色や明るさに変化が出ないように作られています。そのため、映像制作においてはIPS一択! ゲーミングモニターなどはVAを使用していることもあって、まずは自分の液晶モニターがどのパネル方式を採用しているかを知っておくと良いかもしれません。
画面解像度は16:9フルHD以上が基本、4Kや24コマ対応なども要チェック
そもそも解像度とは、画面上にあるピクセルの数量を表すもの。フルHDなら1920*1080、4Kなら3840×2160となります。ただし、最近はかなり横長のモニターも出ていますね。
ダストマン:
映像関連ソフトは16:9が基本。互換性を考えても、これから購入する方は16:9が良いと思います。個人的には27インチがおすすめで、メインの作業用と色チェック用で2台を推奨しています。32インチだとちょっと画面が広くて首が痛くなるんですよね(笑)。
協力者のお二人も「27インチの4Kがベスト」と。なぜ4Kかというと、4Kの方が画面の解像度が大きいので文字は小さくなるのですが、ソフトウェアを広く使えるからということでした!最近はフルHDでも狭いなと思うこともあるので、作業ではフルHD以上のものを使うことをおすすめします。
ここで「コマ数=リフレッシュレート」についても確認していきましょう。リフレッシュレートとは、いわゆる1秒間に表示できるコマ数のこと。映像制作では、24コマ対応のものを選ぶのがおすすめだそうです。
ダストマン:
実写って24コマで編集することが多いんです。値段が安いものは対応していないことも多いので、出来れば24コマに対応しているものを選んだほうがいいと思います。
Windowsでモニターの設定を見ると「60HZ」等と書いてあるんですが、24コマに設定できるものは「24HZ」と書いてあるので、買う前に仕様書を確認していただければと思います。
これは余談なんですが 、なぜか映像制作用のモニターは高いわりに120コマとか240コマの表示ができないのがほとんどなんです。こんなに高いモニター作るんだったら、もっと上のフレーム数も表示できるようにしてくれよって思ってるんですけどね(笑)。
チュートリアル学習動画で、
好きな時に学べる!ウェビナーに参加し放題
&アーカイブ見放題!Premium限定記事や映像が
見放題!