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【ウェビナーまとめ記事】今さら聞けないドローン基礎 <DAY1>FPVってなに?定番から最新まで徹底解説!

2021.07.13 (最終更新日: 2021.08.04)

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2021年5月14日と28日に行われたVookウェビナー 「今さら聞けないドローン基礎 2DAYS」

いまや映像制作に欠かせなくなったドローン空撮。撮影だけに留まらず農業・点検・災害など様々なシーンで活用され、今後その可能性はさらに広がっていくことが予想されます。しかし、ドローンの飛行に関する法律や規制は非常に複雑で、正しい知識を身につけるのが難しいのも事実

このウェビナーでは、そんなドローンについてDAY1・DAY2と二日間に分けて学びました。講師は、ドローンパイロットの稲田悠樹さん

  • 講師稲田 悠樹

    熊本生まれ熊本在住の37歳。2015年にドローンで独立。九州をメインにPV,CM,テレビ番組等の空撮を行う。その他、災害時の被害調査、実証実験、システム開発などのテストパイロットなども行う。執筆:ドローン空撮GUIDEBOOKシリーズ(玄光社)など

一言に「ドローン」といっても多くの機種が存在します。一般的な空撮ドローン、レース機、マイクロドローンなど多様になってきたドローンは、求める映像によって適切なものが異なります。

今回解説する主な内容はこちら。

  • ドローンの種類・ジャンル
  • 各操作の違い
  • ドローンに関連する法律

自身に最も適したドローンが何かを選べるように解説していきますので、ドローンに触れてみたい方は、ぜひご覧ください!

「ドローン」は3種類に分けられる

まず理解しておくべき点は、ドローンの種類とそれぞれの扱いの難易度の違い。いったいどのぐらいの種類があるのでしょうか?

稲田:
今回はタイトルにある「FPV」だけでなく、今までの空撮機との比較も含めて違いをお話ししていきます。

まず知ってほしいのは、「ドローンは用途や撮影したい映像の種類によって、使い分ける必要がある」ということ。ドローンはざっくり分けると3つに分類されます。

  • 空撮機・・・「DJI MINI2」「DJI Air2S」
  • FPV・・・「DJI FPV」
  • 自作機・・・自作したマイクロから剥きプロ、大型機まで自作ならではの様々な種類の総括

稲田:
操作は「DJI MINI2」が最も簡単で、FPV、自作機になるにつれて難しくなります。難しさを決めるのは 「もの(この記事では「DJI機」か「自作機」)」「操作」「法律」 の3点。個人的には「難しい」というよりも「めんどくさい」と感じています。

💡Point
ドローンの種類は大きく分けて3つ。「空撮機」「FPV」「自作機」。さらにその扱いの難しさは、「もの(種類)」「操作」「法律」 で決まることを覚えておきましょう。

空撮機とFPVとの違い

空撮機は文字通り「空から撮影する機体」と想像することができます。では、「FPV」とはいったい何なのでしょうか?

稲田:
「FPV」は“First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)”の略。一人称視点のことで、すなわち「目視外飛行」という意味です。「ゴーグルを付けて、ビュンビュンと攻めた撮影をしている映像」と認識している人も多いと思いますが、ゴーグルを付けずにモニターを見て操作してもFPVと呼ぶこともあります。

FPVの性能の位置付けとしては、自作機以下、DJIの空撮機以上。要は両方の性能が混ざっているということです。

DJIのドローンは、機体をシステム的に安定化させることができ、空中でのホバリングが可能です。自作機となると、その辺がなく常に操作していなければいけません。DJI FPVは自作機ほどのマニュアル操作はありませんが、自作機に近い動きが可能です。自作機で撮れる映像としては、こちらを参考にしてみてください。この動画の中に登場する人に近い映像は、マイクロドローンにGo Proを搭載した「剥きプロ(自作機ドローン)」で撮影しています。

稲田:
覚えておきたいのは、DJI FPVは安定した画が撮りにくいという点。機体の速度が出過ぎてしまい、センサーサイズも空撮機に比べて小さいため、フィックスの画には向いていません。空撮機の方が画がリッチで、カメラワークも安定するので、しっかり見せたい時や、なめの映像を同じ角度で何度も繰り返し撮影するなら空撮機がおすすめ。実際、映像のお仕事でご依頼いただく際は、空撮機での撮影が8割くらいになります。

💡Point
「安定した綺麗な画を撮る」なら空撮機、「攻めたカメラワークで撮影する」ならDJI FPV。自身が撮影したい映像に合わせて選択していきましょう。

これから始めたい方向け!空撮機、FPV、自作機のメリット・デメリット

では、これからドローン撮影を始めようとする方は、どの機種から選択すれば良いのでしょうか。ここからは、さらに細かく空撮機、FPV、自作機のメリット・デメリットを比較しながら、フェーズ毎のおすすめ機について紹介していきます。

稲田:
DJI FPVは2台目としてはオススメですが、1台目としてはあまりオススメできません。まずはこれから始める方に、1台目としてオススメの空撮機を紹介しましょう。

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