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【ウェビナーまとめ記事】“裏”モーションモンスター大公開!大型ライブ配信を支える機材・技術・仕組みとは

2021.09.22 (最終更新日: 2021.12.14)

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今もっとも需要が高いと言っても過言ではないライブ配信の技術。ただ「配信できる」だけではなく、技術を磨いていくことで、視聴者を魅了するコンテンツとしてのクオリティを高めていくことが可能です。

今回は、6月9日〜12日まで4日間行われたライブ配信イベント「モーションモンスター」 の舞台裏を大解剖。さまざまな話題に触れたウェビナーの中でも、「仕込み図」を紐解いた前半をメインに、ライブ配信の裏側がどういった仕組みになっているのかをご紹介していきます。Blackmagic Design社の機材だからこそできた設計からルック作りへのこだわりまで、是非まとめ記事でお楽しみください。

  • 講師森田 良紀

    mix&rec engineer。株式会社ニルヴァーナ 代表取締役。レコーディングスタジオstudio forestaを拠点にレコーディングからライブ配信、ライブ中継、MV制作などを行う。メジャーアーティストのスタジオライブ中継は国内最多実績を誇り、今、国内で「最も音のいい音楽系ライブ配信」を手掛けるトップランナー。2000年からレコーディングエンジニアとして活躍。AI、moumoon、大森靖子、豊崎愛生などの録音、ミックスを担当。

  • 講師伊藤 洸一

    元テレビ朝日報道制作スタッフとして、常に現実と向き合い、目の前で起きることに接し続ける日々の中で、人のつながりや、人の生を映像として残すことに強く惹かれ、ウェンディング映像の師に指導を仰ぐ。多くのウェディング現場を経験した中で、人を魅了する画の撮影方法、編集方法の理論を自ら確立。 多数の結婚式場、ホテルにて高評価を得る。現在はVook所属ビデオグラファーとして、映像制作やライブ配信を担当。

👉ウェビナーの様子はこちらから動画でもご覧頂くことが出来ます!

“裏”モーションモンスター大公開!大型ライブ配信を支える機材・技術・仕組みとは

👉基礎編となるウェビナーもアーカイブにてお楽しみ頂けます

ビデオグラファ―1人でここまで出来ちゃう!?ATEMスイッチャーを限界まで活かしきる、基礎〜番組レベルのライブ配信のつくり方

大規模配信の仕込み図とカメラ入力

“裏側大公開”ということで、仕込み図をもとに現場のセッティングについて隅から隅まで解説いただきました。ライブ配信における基本的な知識として、カメラやスライドを映す「入力装置」、配信画面に何を映すかを決定するスイッチャー「切替装置」、そして実際にインターネット上に映像を送るエンコーダー「出力装置」、この三つを押さえながらそれぞれみていきましょう。

森田:皆さん気になるポイントかと思いますが、配線・カメラ共にコンパクトに仕上がっています。図面上は細かくなっていますが、順を追って見ていけばそこまで難しいことはしていないと分かります。

森田:まずは、実際に現場の映像を映し出すカメラについて。今回は「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」を使用しました。周辺機器では、「今どのカメラがアウトプットされているか」を演者さんが分かるように、Cerevoの「Flex Tally」を各カメラに1つ装備しています。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicpocketcinemacamera/techspecs/W-CIN-12

Flex Tally
https://flextally.cerevo.com/ja/
※複数台のカメラの内、どのカメラの映像が配信されているか、出演者にランプで知らせてくれる装置

森田:カメラの入力はHDMIで、まずは「ATEM Camera Converter」という、HDMIやSDIの映像信号をOpticalの光ファイバー信号に変換するコンバーターに接続します。これ自体でカメラのインプット(入力)と、スイッチャーから戻ってきたプログラムのアウトプットを1台で賄えます。

ここにカメラマンが確認するためのモニターを繋げることで、カメラマンがいるスペースをコンパクトに仕上げることができます。

伊藤:本番用の映像がカメラマンの手元で分かるってことですよね。

森田:そうですね。光コンバーターがなくとも複数のケーブルをスイッチャーに回せばいいのですが、そうすると各機材に繋ぐケーブル本数が増えてしまいます。それが、この 「ATEM Camera Converter」が1台あればOptical1本で完結できます

今回は使用しませんでしたがインカム機能もあるので、本当に必要なものが光ケーブル1本で済みますね。

カメラの入力は全て「ATEM Studio Converter」に入力され、全てここにまとまるようにしました。

ATEM Camera Converter
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/atemconverters

ATEM Studio Converter
https://www.blackmagicdesign.com/jp/store/atem-live-production/converters/W-ATC-02

スライド・映像などの素材系の入力

森田:続いて、カメラ以外のスライドや映像を流すPC、つまりカメラとは別の「入力装置」について説明します。スライド、映像、ステージ上の操作PC、これらを「素材系」と呼びます

各素材は数が多いのもあった為、専用のPCを用意し、1つに1人のオペレーターがついて操作しました。各種コンバーターでSDI(※)に変換して引き回したうえで、「ATEM Television StuidioHD」(スイッチャー)に入力しています。

※SDI・・・主に業務用映像機器で使われている高速シリアル・インターフェース規格

森田:後に本操作をするスイッチャーが出て来ますが、そこに入力する前に一度、素材系を一つのスイッチャーにまとめています。

伊藤:後のオペレーションが複雑になってくるので、シンプルにすることでその負担を減らしているのですよね。

森田:そうです。では、素材系を細かく見て見ましょう。

素材は主に、スライド、映像、ステージ上の操作PCです。スライドのPCからHDMIを「UpDownCross HD」で適切なフレームレートに変換してスイッチャーに取り込みます。

映像は、今回のシステム全体のフレームレートである29.97で制作してもらっていたので、そのままThunderbolt接続の「UltraStudio Monitor 3G」から出力。映像の音は「SDI-AUDIO」で分岐させ、音響PAさんの方に繋げています。

UpDownCross HD
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/miniconverters/techspecs/W-CONM-28

UltraStudio Monitor 3G
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/ultrastudio/techspecs/W-DLUS-13

ここまででカメラ4台の入力、素材系の入力がありました。この2種類の入力を「BMD Smart Videohub 16×16」というビデオルーターに入力し自由なルーティングが組めるようにしています。

BMD Smart Videohub
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/smartvideohub/techspecs/W-VHS-04

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