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【ウェビナーまとめ記事】Adobe Stockクリエイターから学ぶ! 使いたくなるストックビデオのヒミツ

2022.04.18 (最終更新日: 2022.04.21)

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多くのビデオグラファーにとって必要不可欠な ストック素材 。 世界中から集まった多種多様な素材から用途にマッチしたものを探すことができ、CM、番組、映画、ミュージックビデオなど、あらゆる制作物に活用されています。一方でAdobe Stockのご担当者いわく 「ストック素材は写真のイメージが強く、動画素材はまだまだ足りていない」 とのこと。映像クリエイターにとって、新たなビジネスのチャンスが到来しています。
Vookでは、そのストック素材の作り手にフォーカスを当てた「いま使いやすい素材」 を提供するためのテクニックと考え方を学べるウェビナーを3月15日に開催。その内容がまとめ記事になりました。

ゲストはAdobe Stock人気クリエイター Monetさん。聞き手はYouTuberでもあるビデオグラファー・だいげんさんです。

  • 講師Monet

    制作会社プロデューサー/ フォトグラファー/ ビデオグラファー 老舗制作会社のストック部門で企画と撮影を担当。日藝写真学科を経てNY移住、独立、帰国後現職。社内でチームを組み、ベーシックからトレンドまで幅広くニーズを捉えたコンテンツづくりをしている。

  • 聞き手だいげん

    ビデオグラファー/ YouTuber 家族に人生を楽しむ姿を見せたくて9年勤めた会社を退社後映像製作会社を設立。2018年10月からYouTubeにコンテンツを投稿し始め、現在チャンネル登録者3万人を突破。ウェビナーの登壇やweb記事の寄稿、オンラインサロンの開設など精力的に活動している。

👉ウェビナーの様子はこちらから動画でもご覧頂くことが出来ます

Adobe Stockクリエイターから学ぶ! 使いたくなるストックビデオのヒミツ 

選ばれる!撮影テーマの見つけ方

ひとつのキーワードで数十万件がヒットするストックビデオ。数ある素材の中からユーザーに選んでもらうには、どのような意識で撮影テーマを見つければよいのでしょうか。

テーマ選びの壁

Monet:クライアントさんを満足させるクライアントワークとは異なり、ストックはとにかく数をたくさん売る必要があります。そのため、1人の人を満足させるよりも、世界中で売れるように 「たくさんの人を満足させる」 という考え方でテーマを探さなければいけません。

需要が低くてマニアックなテーマは売れづらいですが、逆に需要が高いテーマでは、すでにアップロードされている競合が多すぎて自分のものを選んでもらいづらいんです。

私たちも「これはベタ過ぎたな」「これは攻めすぎたな」と、ちょうどいいところをずっとさぐっている状態です。そうした経験から導き出した 「選ばれやすくなるポイント」 をいくつかご紹介します。

①実際に使われている広告を研究しよう

Monet:5G時代になってあらゆるところで動画広告が流れるようになりましたが、全ての広告の映像がクライアントのために作られた唯一のもの、とは限りません。同じようなモデルが同じような役でいろいろなところに出ているなら、それらは大体ストックフォトやストックビデオです。

あらゆる広告を意識的に 「ストックかな?」 という視点で見てみると、業種、雰囲気、登場人物など、使われるストックビデオの傾向が見えてくると思います。

②需要の高いテーマ+プラスアルファの要素

Monet:人気のジャンルは ライフスタイルに関連するもの で、ずっとニーズがあります。ライフスタイルは働いている時間働いていない時間にざっくりと分けられますので、この2種類を押さえるのはとても大切です。

また、暗めの雰囲気で攻めているビジュアル重視のようなイメージはあまりなくて、基本的には幸せそうで成功している、ポジティブだったり夢のようだったりする雰囲気のものが多いですね。登場人物も、ちょっといい人そうで幸せそうな清潔感がある人が多いと思います。

とはいえ、こうした売れ筋を踏まえた作品を撮ってみようとなると、競合が多すぎるという壁にぶつかってしまいます。そこで、壁をすり抜けるためにできることとしておすすめなのが 「プラスアルファの要素を付けること」 です。

例えば、ストックビデオを購入するお客さんは古いものは使いたくありません。 ガラケーを使っている素材は「今スマホの広告に使うのは難しい」となりますし、iPhoneを使うにしても「古い型だとこれからの広告には使えない」となる場合も多いです。

最新のスマホやパソコンを使ったり、流行を取り入れたファッションにしたりするように気をつけるとよいと思います。VRやオール電化をおじいちゃんに操作してもらうとか、Zoomでおばあちゃんに喋ってもらうのもいいかもしれません!

また、5年前に比べてサステナビリティや多様性が重視される現代にも刺さるよう、SDGsの要素を画面に落とし込んでみるのもいいでしょう。これらの例のように 「未来はこれが普通になる」 という要素を入れると、レッドオーシャンから一歩抜け出せるんじゃないかと思っています。

だいげん:素材が足りていないジャンルを見つける方法はありますか?

Monet実際にAdobe Stockで検索するのがいいですね。 例えばAdobe Stockで 「レストラン」 と検索をかけると、約51万件がヒットします。


Monet:全世界にあるこれだけの素材の中から自分のビデオを選んでもらうのは至難の業です。ところがこれに 「日本人」 を足すと約27,000件、さらに今のトレンドである 「電子決済」 を足すと30件まで絞り込まれます。

Monet:日本人の素材が少ないため、かっこいい外国人の素材の手元だけ使っているケースも多いと思います。 絞り込んだキーワードから素材が不足しているジャンルが見つかれば、そこにチャンスがあると思います。

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