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違いが面白い!日本企業による日本向け・海外向けコマーシャル比較


動画制作において、宣伝するターゲット層の文化にうまくマッチするものを作成することは視聴者の関心を得るのに重要なことです。日本企業によるCMだとしても、ターゲットを日本にするか別の国にするかでコマーシャル内容が全く違うものになっていたりします。この記事では、同じような内容や投稿時期の日本・海外のコマーシャルを集め、比較しました。それぞれどのような特徴があるか知ることによって、的を得た広告動画制作ができるようにしましょう!

任天堂

日本版 あつまれどうぶつの森コマーシャル

イギリス版 あつまれどうぶつの森コマーシャル


日本版
最近の任天堂のCMには、よく新垣結衣さんが出演していますよね。日本ではこのように、ある企業の商品コマーシャルに一人のタレントを継続的に出演させる方法がよくなされます。これには、有名なタレントを起用して、その方のイメージをそのまま商品イメージに投影するという目的があります。新垣結衣さんは日本に住んでいる大半の方が知っており、親しみやすい好印象なタレントというイメージがあると思います。文化が割と単一化されている日本ならではのタレントの持つイメージを利用した宣伝方法ですね。

イギリス版
日本版と比べるとかなりストーリー性を重視していることがわかると思います。近年ゲームに対して依存などの悪影響が懸念される中、遠くに離れていても親しい人と交流できるという倫理的に好ましいイメージを表現することによって、ゲームという遊びのジャンルと任天堂へのイメージアップを測っているように見えます。

どちらにも共通することは、任天堂のイメージを親しみやすく好印象に持っていくことです。同じイメージを視聴者に抱いてもらうことが目的でも、それぞれの国の文化によって効果的な宣伝方法が違うことがわかりますね。

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トヨタ

日本版 ランドクルーザーコマーシャル

オーストラリア版 ランドクルーザーコマーシャル


日本版とオーストラリア版のCMとでは、ランドクルーザーのイメージが大きく違うと思いませんか?違いが大きいからこそ誰をターゲットにした広告なのかわかりやすいですね。

日本版
ランドクルーザーがどんな道でも走り抜けることができる様子を高画質な映像で視聴者に見せ、躍動感とかっこよさを強調した内容ですね。「道なき時代を超えてゆけ。」というメッセージからは、趣味で道なき道をドライブすることが好きなチャレンジ精神豊富な人々へ向けた、高級感あふれるコマーシャルであることが分かります。

オーストラリア版
車ではなく人間が動画の主役であることが明確ですよね。人間が自然の中で苦戦している様子が滑稽に表現されていますが、歌は最後 "This land cruiser drives us home (このランドクルーザーが私たちを家へ連れ帰ってくれる)"という歌詞で終わります。日本版の方ではランドクルーザーでドライブすること自体が目的のように見えますが、オーストラリア版では過酷な自然を安心して冒険できるツールとしてのランドクルーザーという表現がなされているように見えます。

また、細かな違いですが、日本版の方ではどのような道を走っていても車体に汚れはついていませんが、オーストラリア版では泥道を走っている時など車体は汚れています。このような表現方法から、オーストラリア版の方がカジュアルな内容となっていますね。

もうお気づきかもしれませんが、このCMコンセプトの大きな違いの理由には、オーストラリアの方がランドクルーザーが日常的に使用されていて顧客層が広いことが理由です。ランドクルーザーは長年多くのオーストラリア人に愛されてきた車であり、これは2019年の売上データからもわかります。

「This year, the LandCruiser notched up an impressive 10 million global sales, with more than a million of those sales being in Australia – more than any other nation on earth. (今年、ランドクルーザーは全世界で10億車の売上を達成した。その中でも一億車以上はオーストラリアで購入されたものであり、どの国よりも多い。)」
▶︎ 参考:https://www.whichcar.com.au/features/how-australia-shaped-the-toyota-landcruiser

国が違うだけでこんなにも商品イメージが違ってくるのを見るのは面白いですよね。他にもキッコーマンは日本だと家庭的なブランドですが、海外だと少しおしゃれで高級感のあるように宣伝されていたりします。

オーストラリア版の方は60秒バージョンが存在し、内容が増えてさらに見応えのあるものになっています。下記のリンクからご覧ください。
▶︎ オーストラリア版60秒バージョン

資生堂

日本版 資生堂コマーシャル

グローバル版 資生堂コマーシャル

資生堂のコマーシャルはグローバル版も日本版も映像は同じですね。しかし、二つの動画をご覧になってお気づきかもしれませんが、ナレーション音声だけではなく、宇多田ヒカルさんの歌声も英語版と日本語版で言語が変化しています。これは彼女が今年発表した、キレイな人(Find Love)という歌であり、動画とうまくマッチしていて洗練された雰囲気が醸し出されていますね。

どちらも同じような作りになっている理由には、化粧品のコマーシャルに関してどの国も清潔感を強調する宣伝方法を起用しており、あまり違いがないからではないでしょうか。また、高級感を出した演出からは国・地域に関係なくどこでもハイエンドブランドとして認知してもらいたいという想いが込められていそうですね。


それぞれの動画内では、映像の雰囲気にピッタリと合っている楽曲が使用されていますね。音楽はその動画の雰囲気を決定づける大事な要素の一つであるため、動画制作の際にはこだわる必要のあるポイントです。

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