データの取り扱いやネットワーク構築といった、いわゆる「インフラ」や「バックエンド」に焦点を合わせ、ユニークな作業環境を紹介する、シリーズ企画「裏(バックエンド)を聞く」。
今回紹介するのは、Cumuloworks(キュムロワークス)さん。最終回となる第4回は、実際に映像制作を行うためのPCや周辺機器といった作業デスク周りについて紹介します!
Cumuloworks SHOWREEL 2022 (music: phritz)
Cumuloworks
江口智哉/EGUCHI Tomoya*
東京を拠点とに活動するフリーランスのディレクター、モーションデザイナー、3DCGゼネラリスト。 10代のときに映像制作を始め、株式会社ナナメに2年半所属。 2021年にフリーランスの事業をCumuloworks, Inc.という法人に移行し、モーショングラフィックス・VFX・CGIを中心に、CM・MV・エンタメ関連映像を制作している。
https://cumulo.works/
モニターライトは、アナログ管理にも有効
――制作に使っているPCの主なスペックを教えてください。
Cumuloworks:
自作のものを使っています。
フリーランスになったときに組んだので、もう3年以上使っていますが、全然壊れないですね。
メモリは128GBで、水冷とGeForce RTX3090というのがポイントですが、そろそろ新しく組もうかと思っています(※1)。GPUは、僕のマシンが2枚挿し、Shiguのマシンは1枚で構成しています。
※1:取材後、新たな自作PCを構築。コンパクトな筐体にZen4世代Threadripperを搭載した強力なワークステーションが主力とのこと。
https://x.com/cumuloworks/status/1754401858956001446
Cumuloworks:
OctaneRenderはイーサネットで繋がっているマシン全部を使ってレンダリングできるので、プレビューする時はShiguのマシンも含めてRTX3090×3台で回したりもしますね。
ShiguからするとGPUが2枚増えることになるので、メリットが大きい。2倍くらいのレンダリング速度になるので、「速い!」って言ってました。それにもけっこうパケットを使うので、10Gネットワークを敷いている恩恵が得られています。
――モニターには、ライトが付いてますね。
Cumuloworks:
BenQのScreenBarです。
モニターライトの必要性を以前は感じていませんでしたが、実際に付けてみたらめちゃくちゃ良くて。
画面を照らすというよりキーボードやマウスの部分が明るくなるので、作業しやすく目が疲れにくくなりました。
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