大槌 未来の記憶 -Otsuchi Future Memories-

4x5での夜間撮影を行い、独特な世界観を描き、世界中で注目されている
ソニー ワールド フォトグラフィー アワード(SWPA)2011の
L'Iris d'Or(グランプリ)受賞者である
アルゼンチンの写真家 アレハンドロ・チャスキエルベルグが
2012年に震災の被害を受けた、岩手県・大槌町を訪れ、
全2回、約1カ月の滞在の中、作品を制作しました。

その写真たちは2015年に
「Otsuchi Future Memories」というタイトルで、
スペインの出版社Editorial RMより写真集として出版。
世界13ヶ所で同プロジェクトの展示が行われるなど、
海外でも高い評価を受けてきました。

世界的な評価に背中をおされる中で、
写真が制作された大槌にて展示できることになりました。

外国人の一人の写真家がアートを通じて取り戻そうとした
大槌という街の記憶。守ろうとした街の名前。
それに関わった様々な人々の想い。

本映像は写真が地域においてどういう役割をするか。
一つの可能性を描いた作品です。