国指定重要文化財 小岩井農場施設

場所:小岩井農場施設(国指定重要文化財)

1891年(明治24年) 133年前。
鉄道敷設で美田良圃森林自然を失わせた償いとして
荒れ地を豊かな森と農場にしようと、岩手山麓にひとつの農場が誕生しました。その面積 約3,000ha。最初のシーンに雲に隠れている岩手山の麓から、手前までの広大な場所です。

そして1901年(明治34年)にはじまる酪農事業は今もなお基幹産業となっています。この農場は三名の創設者である小野義眞・井上勝・岩崎彌之助の頭文字をとって「小岩井農場」と名付けられました。

いまや国指定重要文化財にも指定されている21棟の農場施設ですが、現在も使用しながら保存されている大変めずらしい施設です。

このうち1908年に作られた四号牛舎(116年した現在も搾乳施設として活躍中)が、耐震対策のため工事に入る前に、工事前の状況撮影とからめて農場施設内をひとっ飛び撮影する機会をいただきました。

サイロの外壁にはいたるところに長年にわたってキツツキが空けた穴があったり、この地、この木造ならではの味わい深い特徴もおおく、また当時のとてつもないスケールで取り組んだビジョンに思いを馳せると、いっそうみごたえのある施設です。

今回の撮影は国土交通省航空局の届け出はもちろんのこと、農場施設を管理している公益財団法人小岩井農場財団の協力・許可のもとに撮影をしています。