さて、自主で企画するプロジェクト案が浮かびました。でも、運用するお金がないよね。というのはみなの悩みどころ。企画が浮かんでも、お金がなければ実現できないプロジェクトはままあるでしょう。みなさんは、自主企画を実現するさいに、お金をどのように捻出されているでしょうか? ここではクライアントやスポンサーがいる仕事ではなく、あくまで自主で企画するプロジェクトの「助成金」についてご紹介したいと思います。
どんな助成金があるのでしょうか
映像への助成金は少ないですが、あります。ちなみに「助成金」を申請された方はいるでしょうか? 「申請していたが、落ちた」「まず書類を書く時点で躓いた」「ガンガン申請しています」「受理されたが手続きが面倒」など、いろんな声が聞こえてきそうです。しかしひとまず、わたくしが拠点としている福島県の「文化財保護」を目的とした助成金のページをご覧ください。
ご覧のとおり、地域アーカイブにかんする助成金情報が多いです。ちなみに東京都のホームページも似ていますね。
自主企画が地域の「文化財保護」にかんする場合は、各市町村のHPをご覧ください。しかし「文化財保護」ではなくて、もう少し映像をつくることに特化したものを知りたい。という場合は…
こちらは芸術文化に出資してくれる企業さまや、財団さまなどが多いです。東京が拠点の方の場合は、
ですね。ちなみに、他にもたくさんありますので、それぞれの企画にそうような助成金を見つけ、申請をしたらよいかと思います。
クリアしなければならない条件
ここまで読んで気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、申請は個人ではできない。法人ならOKなど、クリアしなければいけない条件がけっこうあります。それらは要確認された方がよいでしょう。そして重要なのは、しっかり書類が書けているかどうか、のようです。「映像は得意だが、(助成金の)書類作成は苦手だ…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、自主企画のプロジェクトを通す上で、もしかしたら「助成金」に頼る日がくるかもしれません。そんな日になったら、「ああ、そういえばこんな助成金があった…」と思い出していただければうれしいです。
岩崎孝正@takamasaiwa
映画監督、映像作家です。長編劇映画「海鳴りがきこえる」を全国劇場公開。 日本の映像・映画文化の底上げのために、微力ながら映像を撮ったり、書いたりできればとおもいます。
コメントする