2021年2月14日より、約1カ月にわたる短期集中コースとして開催された「YouTubeプロフェッショナル講座」。当時は募集を見逃してしまったけど受けてみたかった、という方も多いのではないでしょうか?その開催の背景については、Vook代表の岡本が記事にまとめています。
なぜYouTubeのプロが必要か?YouTubeの裏方を育てる『YouTubeプロフェッショナルアカデミー』を開いたワケ
はじめに この度、YouTubeに特化したいわゆる 『裏方』 である映像製作者を育成するアカデミーをローンチしました。 https://vook.vc/p/course/youtube このアカ...
この記事にもある通り、映像制作のプロであり、且つYouTubeもわかるクリエイターは、現在非常にニーズが増しています。この「YouTubeプロフェッショナル講座」は、そうした人材になることを目指し、Vookと10名の映像クリエイターとで作った特化型カリキュラム。今回、その内容を一部抜粋してPremiumメンバーの皆さんにもお届けします。講座に参加できなかった方も、是非そのエッセンスを掴んでみてください。
第1回目の講義に登壇したのは、株式会社トリドリ取締役・佐野拓也さんと、トリドリ所属の作家・田中透さん。講座のサポーターを務めるROYさん、熊田勇真さんが聞き手となり、YouTubeプロフェッショナルとは何か、そのために必要なスキルをどう身に着けたら良いのか、そしてYouTubeの基礎知識について、約2時間に渡って解説して頂きました。
- 株式会社トリドリ取締役佐野拓也
自身も元YouTuberとして2013年からコンテンツを制作・発信してきた経験を活かし、現在は「みきおだ」をはじめとした20以上のYouTubeチャンネルの運営に携わる。
- 作家田中透
15のYouTubeチャンネル運営に携わり、YouTube作家チームを統括している。企画・演出を担当した動画の総再生回数は1億回を超える。
YouTubeプロフェッショナルとは「裏方全般を知り尽くしている人」
まずは目指すべきゴールの確認から。小規模なチーム体制で、高頻度でコンテンツを制作していくことが求められるYouTubeチャンネルの運営・制作では、多岐に渡る知識と経験、スキルが求められます。企画、撮影、編集、出演、アナリティクス…etc.と、カバーすべき範囲はとても広範囲に渡ります。
「撮影・編集は出来るけど、YouTubeはよくわからない」「YouTubeは好きでよく見ているけど、映像制作のことはわからない」などどちらか一方の知識や経験はあっても、全てをカバーしている人材は希少。だからこそ、自分の足りない部分を把握してキャッチアップしていってもらうために、本講座では必要な内容を網羅したカリキュラムを組みました。
全体像を理解することで、「編集のことを考えながら撮影ができる」「コロコロ状況が変わっても対応できる」など、スピード感が求められるYouTubeコンテンツ制作の場での瞬発力をあげることができます。佐野さん曰く、一つに特化した人を目指すのも良いけれど、「特化したクリエイター達に、適格に指示を出せるディレクターを目指すのがおすすめ」とのこと。
また、それによって出演者から「この人は分かってる」という信頼感を得ることが出来ると、現場で出演者から引きだせる幅も広がります。自身がチャンネルに出る、もしくはチャンネルを持って運営してみるのも、実践から経験を得ることが出来るのでおすすめと言えるでしょう。広い範囲のキャッチアップが必要にはなりますが、それをするだけの価値があるのがYouTubeの醍醐味です。
👉企画から撮影、編集、分析まで裏方全般を知り、YouTubeコンテンツの制作をまとめるディレクターを目指そう!
まずはエディターからトライしてみるのがおすすめ
とはいえ「こんなにたくさんのことを学ばないといけないのか…」と、ハードルが高く感じてしまう方もいるかもしれません。そんな方は、まずはエディター(編集者)を目指すのがおすすめ。佐野さん曰く、現在動画制作市場のエディターのスキルレベルがまちまちなため、ある一部の「上手い人」に依頼が集中しているのだとか。つまり、まずは編集のスキルをあげることで、様々な案件に関わりYouTubeプロフェッショナルを目指す足がかりにすることが出来ると言えます。
では、YouTubeコンテンツにおける「良いエディター」とは何なのか?それは、カットタイミングの取り方など基本的なことが出来るのはもちろん、自分の爪痕を動画の中に残すことは考えず、マスターを完璧にコピーする黒子に徹することだと、田中さんは言います。なぜなら、アレンジの仕方によっては、既存の視聴者が違和感を感じる原因にもなってしまうから。もしより良いアイディアがある場合は、フォーマット通りに作ったものと自身の提案を含めたもの、2バージョンを用意して提案するのがおすすめです!
👉まずは編集のスキルを磨き、様々な案件をマスター通り+αで仕上げられるエディタ―を目指そう!
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