こんにちは。STUDIO KUのオカザキです。
私は東京・日本橋でクロマキーのバーチャルプロダクション(以下、VP)のスタジオを運営しています。
「LEDウォールのVPよりも、クロマキーVPが気になる」という方向けに参考になればと思い記事を書いていますので、ぜひ併せてお読みください。
前回の記事はこちら
この記事では、グリーン抜きの精度やコンポジット方法についてご紹介しています。
今回は、カメラトラッキングの精度についてご紹介したいと思います。
スタビライザーを使ったVP撮影、参考事例
カメラはBlackmagic Design社の「Blackmagic Micro Studio Camera 4K」を使用。
これにHTC VIVE Trackerを乗せています。
今回はこれにプラスして、DJI RONIN-S を使ってアクティブなカメラワークの撮影を試してみました!
バーチャルプロダクション、DJI RONIN-S + HTC VIVEで撮影。ハンディ撮影の方が三脚付きよりも動きのマッチ感が高い印象です。
— オカザキ@クロマキーVP (@zenryoku_mgn) July 18, 2022
バーチャル製品発表会のイメージ映像を作成中。#UE4 #HTCvive #バーチャルプロダクション #クロマキーVP #映像制作 pic.twitter.com/BEobSqpBTN
ケーブル取り回しの課題はあるものの、トラッキングの仕上がりは非常に良い感じです。
ここで撮影した素材を編集したので、完成形をご覧ください。
▲バーチャルプロダクションを使った”バーチャル製品発表会”のイメージを紹介しています。
こちらはほぼ全編、スタビライザーを使ってハンディ撮影しています。
カメラトラッキングの精度について考察
三脚を使った撮影ですと、パン・チルトした時に調整の誤差がとても目立ちます。
しかしハンディ撮影だと常にわずかに揺れているため、立体感が強調され
トラッキングはうまく行っているように見えるんですよね。(※主観です)
調整に多少誤差があったとしても、ハンディ撮影の揺れによって
細かい部分が気にならなくなっているのかもしれません!
ちなみに、
調整がずれていると、CGの床面と人物の接地部分の見え方がおかしくなります!
逆に、足元が映っていなければ多少ずれていても、ちゃんとトラッキング出来ているように見えます。
「仕上がりが、ちゃんとして見えていればOK」という方であれば
ハンディ撮影という選択肢は有効なのではないでしょうか!?
バーチャルプロダクションに挑戦したいあなたにオススメの動画
このトラッキング調整は非常に苦労しました。。。
開発時期、日本語の情報が少なすぎて途方にくれていたのですが、
突如現れた光がこちらの動画です。
#UEFest にてご講演頂いた"バーチャルプロダクションシステムを自作する"の各アーカイブは現在以下よりご覧いただけます。
— アンリアルエンジン (@UnrealEngineJP) November 12, 2021
動画:https://t.co/c5hnWGwYX0
スライド:https://t.co/uacXyFTNn5
システム設計に関する貴重なお話となります。バーチャルプロダクションに関わる際はぜひご覧を! #UE4 pic.twitter.com/ukTO3E0A1m
今配信してるます!!!(事前収録なのでツイッターもできます) https://t.co/LpuxI3D4lt
— Satoru Higa (@satoruhiga) November 2, 2021
@satoruhigaさんの講演動画がかなり具体的に解説してくださっていて、とても参考になりました。
興味ある方はぜひ!
クロマキーVPに興味あるクリエーターさんへ
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東京・日本橋でクロマキーのバーチャルプロダクションスタジオ「STUDIO KU」を運営しています。 映像制作歴15年。AE,PR使い。モーショングラフィックが好きです。
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