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【オペレーションルーム】リアルライブ畑の外部スタッフでも使いやすく|vortex<4-3>

2024.11.20

SNS

中小規模プロダクションや個人の制作において「後回し」されがちなデータ取り扱いやネットワーク構築など、いわゆる「インフラ」「バックエンド」にあえて焦点を合わせ、実際の構築事例を紹介するシリーズ企画「裏(バックエンド)を聞く」。

第2弾は、VTuber事務所でありクリエイター集団でもある「ProjectBLUE」さんが運用するモーキャプスタジオ&バーチャルライブシステム「vortex(ヴォルテックス)」をご紹介。

今回はライブ配信時の要、「オペレーションルーム」に焦点を当てます!

vortex(ヴォルテックス)

取材に応じてくれた、タナカリョウタさん(左)と、mamiya(右)さん
https://vortex-live.com/

▼ 前回の記事は、こちら。

【モーションキャプチャ】映像も音声も予備システムを確保!|vortex<4-2>

データの取り扱いやネットワーク構築といった、いわゆる「インフラ」や「バックエンド」に焦点を合わせ、ユニークな作業環境を紹介する、シリーズ企画「裏(バックエンド)を聞く」。 第2弾は、VTuber...

オペレーションルームの概要

――オペレーションルームということで、机と機材でみっちりしてますけど、スタッフさんが行き来できるスペースはしっかり確保されていますね。

mamiya:
キャプチャーエリアからみて、一番手前にCG関連の卓を。その奧にあるのが、機材ラックと配信卓です。

右端が、CG卓。その左隣がCG用のマシンなどが置かれたラック。さらにその左隣が配信卓

mamiya:
CG卓には、MotiveやUnityなどのCGに絡む複数台のマシンを動かしています。

演者さんの動きの確認だったりそれを適用したお客さんに見える演出部分など、見た目に直結する表現を担当するチームのため、キャプチャエリアのガラス越しすぐの場所にあります。

💡 Motive:
OptiTrack用のモーションキャプチャーソフトウェア。キャプチャーカメラからの情報を3Dキャラなどに適用できる情報に変換したり、動きの情報のみ収録を行うもの。

mamiya:
CG卓の背面には映像・音響の大きめの機材が集約されたラック棚を組んであります。

収録が必要なライブもあるので、「HyperDeck Studio」を予備も含めた多重化して設置してあります。棚の一番下にはシステムのメインマシン2台を稼働させています。

mamiya:
その隣あるのが、配信卓です。配信の最終状態を確認して送出を行っているエリアになります。

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