Lumetriスコープ

Lumetriスコープとは

再生ヘッド（タイムラインパネル上にある、現在の再生位置を表示する縦線）があるフレームの色合いや明るさのバランスを確認できる機能です。

Lumetriスコープの表示方法

メニューバーのウィンドウからLumetriスコープにチェックを入れて表示します。

パネルの設定マークをクリックし、５種類のLumetriスコープから使用したいものを選ぶことができ、複数のスコープを同時に表示する事もできます。

５種類のLumetriスコープ

Lumetriスコープのそれぞれの役割を解説していきます。

ベクトルスコープは、映像の色相(赤・青などの色の種類)と彩度(色の強さ・濃さ)を測定・表示させるスコープです。円の中心ほど無彩色で、円の外側ほど彩度が強いことを表しています（モノクロの場合、円の中央に点が表示されます）。
* ベクトルスコープ HLS- 画面右
* ベクトルスコープ YUV- 画面左

* ヒストグラム
色の明るさとその分布を表したスコープ。画面全体の階調スケールの調整に使用します。縦軸はRGB値になっており、グラフ下部が映像内の暗い部分、グラフ上部が明るい部分にあたります。

* パレード（RGB）- 画面右
映像内の色を構成する光の３原色（R：レッド、G：グリーン、B：ブルー）のそれぞれの強さをグラフで表したスコープ。縦軸は出力スケールを表しており、グラフの上部ほど映像内の明るい部分、グラフの下部ほど映像内の暗い部分を表しています。
* 波形（RGB）- 画面左
パレード（RGB）の３つのグラフを重ね合わせたもので、RGBが重なっている部分は白色で表示され、無彩色に近いことを表します。