デザインを動かすってどういう事?
みなさんこんにちは!最近はデザインを動かしたい方も増えAfter Effects(以降Ae)触ってみようかな!って方が増えましたね!嬉しい事です本当。。。。そこで今回は実際に一枚のデザインを動かすというのはどういう事なのか?というヒントをお伝えできればと思います。
動画は時間軸のある情報
動画とは時間軸を持っている情報と考えてみてください。ざっくりなイメージでお伝えすると1秒間に情報が何十回も切り替わって表示されるといった感じです。そのため一枚のデザインで伝えていたコンセプトやテーマを時間をかけて連続した情報で伝えるのが動画と考えられます。
動画は最後までみてもらう必要がある
一枚のデザインの場合、ユーザーは自分でどこを見るかを選ぶことができますよね?動画だとユーザーにどう見せるか(伝えるか)を時間の流れを使って誘導していく必要があります。そこで「視覚効果」「モーション」などを使って最後まで動画を飽きさせない必要が出てくるんです。
アニメーションの必要性
そこで大事になってくるのがアニメーションです。この言葉には「〜に命を吹き込む」という意味がありますがAeではキーフレームという機能を使って動きを作り出します。一枚一枚描くのではキーフレーム間を補完して(予測して)アニメーションを再現しています。
動かせるようにデザインする
このアニメーション機能を活かすにはいくつかの作法があります。一枚のデザインを作成するのであれば完成した見た目に問題がなければ完成と言えますが、動画の場合はそれぞれのデザインに動きが追加されるのでそうはいきません。いくつかのコツを紹介しましょう。
見えない所までデザインする
例えば髪が揺れるアニメーションをしたい場合、髪が動いた後ろ側の情報が必要になります。デザインの段階で注意をしておくポイントです。
アニメーションごとにレイヤーを分ける
Illustrator(以降Ai)やPhotoshop(以降Ps)でデザインをした場合、レイヤーはデザイン優先のレイヤー配置になると思いますが、Aeではアニメーションさせるパーツごとにレイヤー分けを行うことが一般的です。こうする事でアニメーションの表現の幅が広がります。動かすパーツ(レイヤー)はどこなのかイメージてみてくださいね。
動画サイズより少し大きく
After Effectsでは基本的にレイヤーはラスター処理されます。そのためオリジナルよりも拡大すると画像がボケてしまいます。Aiデータはベクター処理する事もできなくはありませんがいくつかの表現に制限が出てしまうのでちょっと大きくする癖をつけておくといいと思います。
動きの種類は大きく分けると2種類
Aeのキーフレームは大きく分けて2種類あります。
1. 一定の動き
2. 緩急のついた動き
動画を始めた時に安っぽく感じてしまう場合はアニメーションした動きが現実の動きと違い違和感を与えてしまう事が原因です。遠くの飛行機は一定の動きですし、手前にあるものは動きが早いなどアニメーションのパターンを持っておきましょう。ロボットではありませんからね^^
さいごに
まだまだ伝えたい事はあるんですが今回はここまでにしておきます。また要望があれば続きを。笑。皆様が作った動画を楽しみにしております。ではでは〜
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ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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