Lumetriカラー

Lumetriカラーとは

Lumetriカラーは素材のカラーを調整するツールです。
カラーコレクションやカラーグレーディングを行う際に必須の機能になります。
・基本補正
・クリエイティブ
・カープ
・カラーホイールとカラーマッチ
・HSLセカンダリ
・ビネット
という６カテゴリに分類されており、それぞれを組み合わせながら作業します。

Lumetriカラーパネルの表示

1.ウィンドウ → Lumetriカラーを選択

2.Lumetriカラーパネルが表示されます

メモ：
Lumetriカラーパネルを表示させると「再生ヘッド位置を自動選択」という機能も連動してオンの状態になります。

Lumetriカラーエフェクトの追加方法

カラーを調整したいクリップを選択し、Lumetriカラーパネルのパラメーターを変更すると自動的にLumetriカラーエフェクトが適用されます

各カテゴリの説明

基本補正

色温度・色かぶり・明るさ・彩度など主にカラーコレクションを行う際に重要なパラメーターがまとめられています

クリエイティブ

主にルックに関するパラメーターがまとめられています。多数のLOOKファイルが用意されており、好みのルックを見つけ出す事ができ、更に微調整も行えます。

カーブ

RGBカーブを使う事により、基本補正やクリエイティブだけでは調整しきれなかった明るさ・コントラストの調整が可能になり、更にRGBチャンネルを個別に調整できます。
色相/彩度カーブは特定の色の彩度調整・色相調整・輝度調整が出来る他、特定輝度の彩度調整・輝度調整が可能です。

メモ：
調整範囲をピンポイントで指定できるので、細かな調整も得意で直感的な操作が可能ですが、あまりポイントを打ちすぎてカーブが歪な形になってしまうと映像の明るさや色の階調に破綻が起きてしまうので気をつけましょう。

カラーホイールとカラーマッチ

3つのホイールとスライダーで構成されており、それぞれ映像の暗い部分・中間部分・明るい部分に対応しています。
ホイールは色の方向と量、スライダーは明るさを調整できます。
カーブに比べて破綻が起こりにくく、滑らかに調整出来るのが特徴です。
カラーマッチという機能を使って２つのカットの色調を自動で調整する事も可能です。

HSLセカンダリ

特定の色を指定し様々な調整を加える事が出来ます。
「森林の緑だけをより鮮やかにしたい」「人物の肌だけを明るく健康的な赤みを足したい」という時など様々な場面で使用します。

ビネット

画面の周辺を暗くしたり明るくしたりする事によって映像全体の雰囲気を変えたり、画面中央への視線誘導の効果も期待出来ます。