コンポジション

コンポジションとは

コンポジションとは構成などと直訳できますが、AfterEffectsでもアニメーションなどを構成するための作業する場所のことを指します。

動画を制作する時に、最終的な形式（解像度やフレームレートなど）を最初に設定し、その中に素材（フッテージ）となる動画や画像、効果音を入れて編集することができます。PhotoshopやIllustratorで作成した画像を挿入することも可能です。

コンポジション設定

新しく作る際に作業環境を設定します。最終的な出来上がりにも直結するので注意しましょう。

幅と高さ

縦と横のフレームサイズ。色々な規格に合わせた解像度の選択肢があります。制作する作品に合わせておきましょう。プリセットを使えば用意された設定に素早く変更することも可能です。

ピクセル縦横比

一つひとつの画素の縦横比を表した数値です。最近は正方形ピクセルが主流です。

テレビや映画などは一部のものは正方形ピクセルではないので注意しましょう。

フレームレート

フレームレートとは、動画の一秒間にどれくらいの静止画があるかを表した数値です。動画とはいくつもの静止画が重なりできているため、フレームレートが大きいほど、滑らかな動画となります。

単位はfps。日本のテレビやDVDは30fps (29.97fps)、4Kや8Kの動画は60fps (59.94fps) が規格化されています。

デュレーション

作品の継続時間のこと。作成する作品の長さのことを指します。29.97fpsに設定した場合、1秒間に30コマになります。タイムライン上にある数値（タイムコード）を見ながら調整を行います。制作したい作品の長さを考慮して設定しましょう。

コンポジションを設定する

After Effectsを開いてからコンポジションを設定するまでの流れ

YouTubeにアップする動画のアニメーションを制作することを想定してコンポジションを設定。

1. After Effectsを開く

2. ホーム画面の [ 新規プロジェクト ] を選択
   

3. コンポジションパネルの [ 新規コンポジション ] を選択
   

4. 設定画面が開く

5. コンポジション名、プリセット、デュレーションなど制作したい作品の設定に変更
   

Tips
ここでは解像度は「 1/2画質 」に設定。画面は荒くなるが解像度を下げることで編集する時のPCの負担を軽減できます。スムーズに作業を進めるために重要な要素になります。

1. 編集できるスペースや、時間軸のタイムラインも表示される

ショートカットキー

新規コンポジションの作成

Windows：Ctrl ＋ N
Mac：command + N

コンポジション設定

Windows：Ctrl ＋ K
Mac：command + K