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【Vookスクール】 モーショングラフィックスコース体験記 配色とトランジション

2022.10.14 (最終更新日: 2023.06.09)
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こんにちは!
Vook編集部のまいけるです。

Vookスクール「モーショングラフィックコース」体験記第3弾。めちゃくちゃ長い道のりだったカリキュラム2章をようやく完走できたので、その中で特に印象的だった学習テーマ「配色」と「トランジション」について書いてみようと思います。

配色って、追求したら奥深そう

2章のメインテーマは“インフォグラフィックス”。
インフォグラフィックスとは、データをイラストやグラフ、チャートなどで視覚的に表現したもののことです。

データを元に、グラフを作ってモーションを付けたり、トランジションやエフェクトを加えたりして、いかにわかりやすく情報を伝えるかを考えながら制作していきます。

そのメインテーマの元でカリキュラムを進める中で、個人的に1番面白く感じたのが「色の調和」について学ぶ部分。

モーションを付けて形が出来上がったグラフや文字に、データの趣旨に合った配色で色付けをしてみよう”という課題内容でした。
配色を決める際に意識すべきポイントとして、下記2点を学んだ後の小課題です。
①色を使いすぎない
②トーンを合わせる

ではまず、私が1発目に作った作品をご覧ください。

第2弾でも書いた通り、2章に入ってからは課題の再提出が続いていたのですが、「色少なめだしトーンも合ってるし、パキッとした色味でわかりやすくて良い感じ! これは一発合格でしょ!」と今回は自信満々に提出。
しかし、メンターさんから返ってきたのは、再提出してくださいの御言葉。

なぜ!

( ; ; )

って感じでしたが、同時にいただいたアドバイスを読んで、ちょい笑い&超納得。

↓下記、メンターさんからのアドバイス要約↓
配色を考える時の取っ掛かりとなるのは「調和」だと考えています。
「馴染む」というところを目指すのが今回の課題です。
そう考えたとき、まいけるさんの場合は、強い色3大巨頭が一堂に会して画面全体でケンカを繰り広げている状態だと言えます。

なぜかというと、使っている赤・青・黒のコントラストや鮮やかさがどれも強すぎるんですね。
これらの色は警告色として扱われる色で合ったり、特に目立つ色として使われています。

まずは色の強さを減らすというところから考えてみましょう。

例えば、棒グラフの黒の印象が強すぎるので横棒と同じ色にする。これでグラフとしての一体感も出てきました。

さらに、テロップのベースになっている青色の彩度を落とし、背景の水色に馴染むようにしていきます。

「3DCGツール」の赤色が読みにくくなってしまったので、色を変更。

もちろんこれが正解というわけではないので、このようなプロセスでもう一度配色を練り直してください!

以上。

すごい〜〜馴染んでる〜〜そしてなんかオシャレに見える〜〜〜
メンターさんの添削を読み進めれば進めるほど、なぜあんなにビビッドな赤・黒・青でイケると思ったのか、自分がわからなくなっていきました。

さらに具体的なヒントとして、Adobe Colorの使い方も教えていただきました。
カラーホイールの「分割捕色」や「トレンド」などの機能やカテゴリを使うと、配色のインスピレーションを得られるとのこと。

特に「トレンド」のカテゴリでは、BehanceAdobe Stockのコンテンツを基に配色の勉強ができます。実際のファッション誌の表紙を構成している色をコードで見れたり、色彩の観点でいろいろと感じ取ることができて面白いです。また、Adobe Colorでは、気になるコンテンツからそのまま色コードをAfter Effectsにコピペして反映させることができるので、ものすごく便利でした...…。

そうして仕上げた再提出バージョンがこちら。

「トレンド」で見つけたELLEの表紙の配色を参考にしてみました。ゴリゴリ感がなくなり、強調すべき部分がより目立っています。
ただインパクトを与えたいのであれば、目立つ3大巨頭色を使っても問題ないと思いますが、伝えたい内容の趣旨に合った配色を考えるというのは作品作りにおいて常に意識すべきポイントだなと学びました。

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トランジションも、追求したら奥深そう

次に個人的にハマったテーマは、“トランジション”。

トランジションとは、カットの切り替わりによるショックを和らげる効果(エフェクト)のこと。主に、前のカットと後ろのカットを滑らかに繋ぐ役割として使われますが、それ以外にも、映像の質・雰囲気を高めるための演出や時間経過を表すために使われることもあるそうです。

基本的なトランジションは、シェイプツールやペンツールを使って何らかの形を形成し、それらを組み合わせたり動かしたりして作っていきます。

うねうねしたフォルムが可愛い波形ワープや、ポスタリゼーションやモーションタイルなどの標準エフェクトを組み合わせてアレンジしたものなど、様々なバリエーションを学んだ後に、「自由に1つトランジションを作ってみましょう」という課題が出ました。

つまり、やりたい放題しても再提出にはならない課題というわけですが(違う)、そう言われるとなかなか良いアイデアが浮かんできません。

何かリファレンスになるチュートリアルを探してみようと思い、YouTubeへ。

そこで見つけたのが、mooographさんのこちらの動画。

シンプルだけど、シンプルだからこそ使い回しが効きそうな基本的なトランジションが並んでいます。

特に、最後に紹介されている円を使ったトランジションが可愛いと思ったので、真似してみることに。

穏やかな声でとても丁寧に解説してくださっているので、私でもあっという間に作ることができました。

こちらは、カリキュラムの手順(4つの色違いのシェイプを作る→イージング→プリコンポーズ→波形ワープ)を踏まえて作ったもの。

どちらも、Adobe Colorのトレンドから配色のアイデアを借りて色付けしてみました。

カリキュラムで技術や知識を身につけて、アイデアやテクニックはさらにいろいろなツールを利用しながら自分の引き出しとして蓄えていきたいなと思います。

次は3章!
どんな内容なのか?
引き続き楽しみにしていただけると嬉しいです。

それではまた〜!

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